SINGAPORE IMPACT ACCELERATOR PROGRAMの再始動
Starburst社による「SINGAPORE IMPACT ACCELERATOR PROGRAM」が、第3回プログラムを開催することが決定しました。本プログラムは、コーポレートパートナーの課題に対するソリューションを提供するスタートアップをグローバル市場から選出し、共創を促進するためのアクセラレーションプログラムです。
プログラムの目的と特長
このプログラムの最大の特長は、一般的なアクセラレーターとは一線を画す点です。コーポレートパートナーが直面する具体的な課題を起点に、Starburst社が構築したグローバルネットワークを活用し、成熟したプロダクトを持つ成長段階のスタートアップを集中的にサポートします。卒業生たちは、実際のビジネスにおけるPoC(概念実証)や事業実装を行うことで、リアルな価値を創出しています。
過去の成功事例
これまでプログラムには多くのスタートアップが応募しており、特に2022年に実施された第2回プログラムでは、シンガポール政府機関のEnterprise Singaporeやシンガポール航空、チャンギ空港といった大手企業がコーポレートパートナーとして関与しました。約200件の応募から選出された約10社のスタートアップは、商業レベルの事業連携に進展したケースが5件以上あり、参加スタートアップの中には、評価額が10億ドルを超えるユニコーン企業も誕生しています。
対象領域
本プログラムは、サステナビリティ、デジタルトランスフォーメーション(DX)、サプライチェーンという3つの主要な領域を対象にしています。特に日本においてはこれらの領域に対する注目が集まっており、海外スタートアップとの協業を目指す日本企業が増加しています。Starburst社は、長年のアクセラレーター運営の経験と豊富なネットワークを活かし、世界9地域から日本の企業と連携希望のスタートアップを選抜する能力を持っています。
プログラムの概要
- - 開催期間: 2023年4月~2023年6月
- - 開催場所: オフライン(シンガポール)とオンラインのハイブリッド形式
- - 募集企業数: 6~9社のコーポレートパートナーを募集
- - 詳細情報: Starburstのホームページ
コーポレートパートナーの声
シンガポール航空のシニア・バイスプレジデントであるジョージ・ワン氏は、「当社はオープンイノベーションのエコシステムを活用し、ビジネスの課題を解決することに注力しています。本プログラムはその理念に非常に合致します」とコメントしています。また、Starburst社のCEOフランソワ・チョパード氏も、本プログラムを通じて創出される革新的なソリューションに期待を寄せています。
Starburst社とCross Capitalについて
Starburst社は、2012年にパリで設立され、世界9拠点でスタートアップをサポート。顧客にはNASAやエアバスなどがあり、日本企業に対してもオープンイノベーションのアプローチを提供しています。Cross Capitalは、シンガポール・東京などで事業を展開し、日系企業と海外スタートアップの連携を強力にサポートしています。
本プログラムに参加を希望する企業は、上記のリンクより面談の予約が可能です。参加が成功のカギを握るかもしれません。