「GRANTアワード2024」開催のご報告
2023年7月17日(水曜日)、社会参加プラットフォーム「GRANT」が主催する「GRANTアワード2024」が開催されました。このイベントは、社会貢献活動「プロボノ」を通じて社会課題に寄与した参加者や団体を称えることを目的としており、今年の表彰は26名が受賞しました。昨年度までを含め、プロボノ活動の重要性がますます高まる中での開催です。
「GRANT」とは何か?
「GRANT」は、認定NPO法人サービスグラントが運営するプラットフォームで、社会課題に取り組むNPOや地域団体がプロボノ参加者を募るための場を提供しています。プロボノの定義は、ラテン語の「公共善のために」に由来し、専門知識や経験を生かして社会的な目的達成に寄与する活動のことです。
このプラットフォームでは、個人や団体が自らのスキルを通じて社会貢献を行う機会が設けられ、参加登録者数は年々増加。2023年3月末時点での登録者は1,477名に達しています。また、年間のプロジェクト実施件数も増加傾向にあり、2023年度では239件のプロジェクトと62件のイベントが行われました。
「GRANTアワード2024」のハイライト
「GRANTアワード2024」では、特に「GRANT」を活用した実績や貢献度が高い個人・団体に対して合計18の賞が授与されました。その中で、参加者の多くが注目したのは、年間20件のプロジェクトに参加した井澤暢さんと田中洋さんに贈られた最多参加賞でした。また、団体部門で最多活用賞を受賞した新潟県の「ものずき村」は、年間7件のプロジェクトを実施するなど顕著な貢献を果たしました。
受賞者は、それぞれの活動や工夫についてトークセッションを交えながらシェア。特に田中さんは、チラシ作成プロジェクトにおけるデザインツール「Canva」の活用法を紹介し、他の参加者からの刺激を受けました。
認定NPO法人サービスグラントの役割
サービスグラントは2005年から日本でプロボノ活動に取り組んできた先駆者的な存在であり、社会人の経験やスキルを生かしたプロジェクト型支援を通じて、非営利団体の課題解決を目指しています。2024年7月現在、同法人の登録者数は9,000名以上、実施プロジェクト数は約1,900件にのぼり、国内での運営実績は圧倒的です。また、30カ国、60の組織が参加する「グローバル・プロボノネットワーク」の事務局を務めており、国際的な視点からもプロボノ活動を推進しています。
社会課題解決に向けた「GRANT」とサービスグラントの取り組みは、今後も多様な主体が協力し合い、社会をより良くするための重要な役割を果たすことでしょう。
【お問い合わせ情報】
認定NPO法人サービスグラント
TEL:03-6419-4021
e-mail:
[email protected]
URL:
https://www.servicegrant.or.jp/