リチウムイオン電池のリサイクル回収サービス、11月17日より開始

リチウムイオン電池のリサイクル回収サービスが始まる

2023年11月17日、千葉県柏市に本社を置く株式会社斎藤英次商店が法人向けに新たなサービス『リチウムイオン電池リサイクル回収』の受付を開始します。このサービスは、近年深刻な問題となっているリチウムイオン電池による火災のリスクを軽減し、同時に再資源化を促進するものです。

背景：火災の危険性とリサイクルの必要性

近年、自治体のゴミ処理施設でリチウムイオン電池が原因の火災が相次いでおり、2022年以降、年間100件以上の事故が発生しています。これに伴い、ゴミ処理の復旧には数億円の費用と数ヶ月の停止が必要となるケースが増えており、社会全体での対応が急務となっています。

特にリチウムイオン電池は発火リスクが高いため、処理できる場所が限られており、多くの自治体や業者が処理を受け入れることができない状況です。その結果、大量のリチウムイオン電池が放置されることが懸念されています。こうした声が増える中、斎藤英次商店はこれまでの再生資源の回収経験を活かし、リサイクル回収への取り組みを決定しました。

新サービスの特徴

11月17日（月）から、コーポレートサイトで法人対象の回収予約が開始されます。主な特徴は以下の通りです。

1. 救急対応：スピード処理
斎藤英次商店は、拠点数、車両台数、人員数の強みを活かし、迅速な処理を提供します。

2. 環境貢献：再資源化
サービスはカーボンニュートラルな回収とリサイクルを通じて、企業のESG（環境・社会・ガバナンス）対応に寄与します。

3. 安全確保：リスク回避
創業から80年の歴史を誇る同社は、火災リスクや保管リスクを回避するための十分なノウハウを持っています。