板橋区の子どもワークショップ
2024-09-02 16:15:40

板橋区が推進する子ども主体の未来への道!ワークショップを開催

東京都板橋区では、令和6年8月28日(水)に「いたばし子どもワークショップ」を試行的に開催しました。この取り組みは、昨年度施行された「こども基本法」に基づき、地域の子どもや若者からの意見を区政に反映する場を設けることを目的としています。子どもたちの声を大切にし、より良い地域づくりに生かすための貴重な機会となりました。

当日は、事前に申し込みを行った35名の子どもたちが集まりました。参加者は小学生21名、中学生11名、高校生3名で、それぞれ別の班に分かれ、年齢に応じたテーマ設定でワークショップが進行しました。最初は緊張していた子どもたちも、アイスブレイクを経てリラックスし、自分の意見を積極的に述べるようになりました。

小学生の班では「家庭、学校以外の居場所を作りたい」というテーマが設定されました。子どもたちは、「近くて気軽に行ける場所」や「自由に遊んだり学べる場」「悩みを相談できるところ」が求められる一方で、「ルールが設けられた安心できる場所」が大事だとも意見しました。その結果、子どもたちは単に遊ぶだけでなく、心を開ける環境を求めていることが浮かび上がりました。

中学生の班では「板橋のまちで好きな場所と、逆に変えてほしい場所」について議論しました。「石神井川の桜」や「子ども動物園」といった魅力的なスポットが多い一方で、彼らは「公園で自由にボール遊びをしたい」といった具体的な要望も挙げました。中学生ならではの広範な視点での意見は、地域の魅力を再確認させるとともに、新しいアイデアを生むきっかけになりました。

そして、高校生たちは「子どもの意見を幅広く収集する仕組みを作るべき」という高い目標を掲げました。彼らは、学校内外で「ゲーム形式で意見を聞く」あるいは「SNSやアプリを通じて意見を収集する」といった斬新なアプローチを考えました。このように、自己の立場を考慮しつつ、解決策を提案する姿勢は今後の地域にとっても有意義な視点となるでしょう。

ワークショップの最後には、坂本健区長が直接、子どもたちの発表を聞き、その内容に対して感謝の意を表しました。「皆さんの意見は、今後10年に向けた板橋区の基本計画において大いに参考にさせていただきます。未来を築くのは皆さんです。一緒に考えていきましょう」と語り、今後の展望に期待を寄せました。

また、子どもたちとの意見交換会では、率直な質問が飛び交い、坂本区長が一つひとつ丁寧に回答する姿が印象的でした。今後、板橋区はこのワークショップで得た意見を元に、さらなる子どもの意見を聴く機会を充実させていく計画を進めます。

この取り組みは、地域の子どもたちが自己表現し、彼らの意見が未来に生かされる大切な一歩です。今後も板橋区の子どもたちが主役となるような施策の展開が期待されます。


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