福岡市立西高宮小学校との連携により、クレイバーキッズが新たな教育プロジェクトを始動
民間学童「クレイバーキッズ」が福岡市立西高宮小学校と連携協定を締結し、新たなリーダーシップ教育プロジェクトが始まります。本プロジェクトは、社会人向け教育を専門とする株式会社ラーナーズラーナーとの3者連携により実施され、2030年に向けた新しい世代のリーダーシップを育むことを目的としています。
プロジェクト概要
このプロジェクトでは、クレイバーキッズが1年間にわたって培った教育技術を基に、公立小学校向けに再設計した思考習慣型カリキュラムを提供します。授業は2025年9月末から実施予定であり、小学4年生が対象となります。授業期間は約3年間で、最終的には「適応型リーダー」の育成を目指します。
西高宮小学校との背景
西高宮小学校は太田校長のリーダーシップのもと、「自律型の学び」や「自由の相互承認に基づく民主的な教育」を掲げています。教職員は自らの学びを通じて、児童に正解のない時代を生き抜く力を育むことを目指しています。このビジョンに共鳴したクレイバーキッズが加わり、共に新しい授業設計に取り組むことになりました。
採用されたカリキュラム
クレイバーキッズが開発したカリキュラムは、米国ミネルバの「思考習慣」を参考にし、子どもたちが“頭を使うことが大好き”になれるように設計されています。このカリキュラムでは、実践的な思考力と対人コミュニケーション力を養うためのスキルを体系化しており、遊びながら多様な題材に取り組むことができるようになっています。
例えば、子どもたちは「パラシュートづくり」を通じて、自主的に仮説を立て、試行錯誤を繰り返しながら安全に落下する方法を探求します。このように、子どもたちは正解にとらわれず、自ら考え出す力を養い、また社会性やチームワークも育むことができます。
プロジェクトの成果
開校から1年が経過したクレイバーキッズの取り組みでは、子どもたちの課題へのアプローチが大きく変わってきました。これまでは「無理」と思っていたことに対し、今では「どうすればできる?」という思考が育まれています。このような変化は、次世代のリーダーシップ教育の可能性を示しています。
プロジェクトの意義
教育現場における民間のノウハウを活かしながら、未来に求められるスキルを身につけさせることが、このプロジェクトの最大の目的です。クレイバーキッズ、西高宮小学校、ラーナーズラーナーが手を組むことで、子どもたちが未来を切り拓く力を育てることが期待されます。
今後も、授業設計の進展や成果報告を随時行っていく予定です。この先進的な教育プロジェクトがどのように展開されていくのか、ぜひご注目ください。