「すわのね」現代オートマタ展
2022-08-31 11:00:04

長野・下諏訪 日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」で現代のオートマタ3体の特別展示が開催!

長野県下諏訪町にある日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」で、現代のオートマタ3体の特別展示が開催されます。



公益財団法人永守文化記念財団が所蔵する、19世紀から20世紀にかけて西洋で発展したからくりオルゴール人形「オートマタ」を基に、日本電産サンキョーが制作した「現代のオートマタ」3体が、10月5日(水)~10月18日(火)の期間限定で特別公開されます。

今回の展示では、可憐な少女がオルゴールのメロディに合わせて踊るワルツィングドール「ヴィオレッタ」、犬と散歩する少女「ルシール」と「スカーレット」の3体が展示されます。オルゴールづくりの匠の技と現代の人形作家のコラボレーションによって生まれた、精緻な造形と優雅な動き、そして美しいオルゴールの音色が織りなす、夢のような世界を体験できます。

現代のオートマタ3体

ワルツィングドール「ヴィオレッタ」
曲目:花のワルツ/ 眠れる森の美女 / くるみ割り人形行進曲
人形作家:若月まりこさん
犬のお散歩シリーズ「ルシール」
曲目:美しく青きドナウ・舞踏への勧誘
リプロダクション・人形作家:谷井真由美さん
犬のお散歩シリーズ「スカーレット」
曲目:華麗なるワルツ/愛の夢/ブラームスのワルツ
* リプロダクション・人形作家:谷井真由美さん

オルゴールの秘密



「すわのね」では、現代のオートマタだけでなく、公益財団法人永守文化記念財団が所蔵する貴重な歴史的オルゴールのコレクションも展示されています。19~20世紀のフランスで制作されたオートマタや自動演奏ピアノなど、合計347点もの希少なコレクションは、オルゴールの歴史と文化を伝える貴重な資料です。

「すわのね」から車で1時間ほどの原村にある日本電産サンキョーの工場では、オルゴールの心臓部ともいえるシリンダーや振動板の製造工程を見学できます。「東洋のスイス」と呼ばれる原村は、戦後日本の精密機械工業の中心地として発展してきました。工場では、コンピュータ制御による完全自動化と、熟練の職人の手作業によって、高品質なオルゴールが作られています。

オルゴールの制作工程



オルゴールの制作工程は、まず曲を決めることから始まります。編曲者は、原曲のエッセンスを抽出し、オルゴールに合うようにアレンジします。その後、コンピュータ制御で作られた振動板を、職人が一つ一つ丁寧に手作業で調整していきます。シリンダーと振動板をセットし、音質を確かめながら、オルゴールの音色を作り上げていきます。

オルゴールの制作には、編曲者、調律者など、多くの職人の技術と経験が不可欠です。編曲者は、原曲をオルゴールの音色で表現するために、様々な工夫を凝らします。調律者は、一つ一つの弁の音を丁寧に調整することで、オルゴールに命を吹き込みます。

現代のオートマタとオルゴールの歴史に触れる



「すわのね」の特別展示では、現代のオートマタと、貴重な歴史的オルゴールのコレクションを通して、オルゴールの世界の魅力を存分に味わうことができます。ぜひこの機会に、下諏訪町を訪れて、オートマタとオルゴールの世界に触れてみてください。

会社情報

会社名
日本電産サンキョー株式会社
住所
長野県諏訪郡下諏訪町5329番地
電話番号

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