世界初の缶コーヒーが、浜田市の新たな特産品としてキャンディの形で生まれ変わりました。名付けて「ヨシタケコーヒー入りキャンディ」。この新商品は、浜田市観光協会や森田製菓株式会社との共同開発の下、海と日本プロジェクトinしまねの一環として、2023年3月20日に全国のスーパーマーケットや地域の観光施設にて販売を開始します。このキャンディは、缶コーヒーの魅力を手軽に楽しむことができる商品として、多くの方々に親しまれることを目指しています。
このキャンディの背景には、1965年に世界で初めて缶コーヒー、ミラ・コーヒーを生み出した三浦義武氏の情熱があります。彼は“ネルドリップ”というユニークな方法で精製した濃厚なコーヒーの味わいを、今の時代に届けたいと考えています。その思いを受け、浜田市観光協会がこのキャンディの開発に乗り出しました。
また、4月14日には浜田市長を表敬訪問し、商品をメディアにお披露目する予定です。このイベントを通じて、キャンディの魅力がより多くの人に伝わることが期待されています。
この取り組みは、ただの飲み物にとどまらず、世界初の缶コーヒーの誕生物語を広めることに繋がっています。缶コーヒーの誕生は、1963年に遡ります。当時、三浦氏はコーヒーを缶に詰めて長持ちさせる方法を模索し、東洋製罐と協力して、風味を損なわずに保存できる容器の開発に成功しました。1965年には長期間試験を重ねた後、「ミラ・コーヒー」と名付けて、日本橋三越本店で販売を開始したのです。
このヨシタケコーヒーも、缶コーヒー同様に魅力的な飲み物として広まっています。三浦氏が開発した独自のネルドリップ方法で淹れられたコーヒーは、香り高く豊かなコクを持ち、今では浜田市の文化として根付いています。浜田市では、認証制度を設け、講習会を通じて多くの店がこのコーヒーを提供できるようにしています。
さらに、環境問題に対する意識の高まりの中で、このキャンディの開発は重要な意味を持ちます。海洋ごみの問題に警鐘を鳴らす中、缶ではなくキャンディという形で、親しみやすくかつ環境意識を高める商品として提供されます。売上の一部は、浜田市美化活動を支援するために充てられる予定です。
「ヨシタケコーヒー入りキャンディ」は、税込313円で80グラムの内容量で販売され、JR浜田駅や国民宿舎千畳苑など、様々な場所で購入可能となっています。オンラインショップ「まとく」でも販売が開始され、今後他の店舗でも取り扱われる見込みです。
このプロジェクトは、海を通じて人々がつながり、次世代に美しい海を引き継ぐための重要なステップでもあります。全ての人々が参加できる、海を守る行動として、多くの人に愛されることを願っています。ぜひ、浜田市の新たな特産品を楽しんでみてください!