環境を考えた新たな挑戦
株式会社J-オイルミルズが開発した「720gUDエコペット」が、2024年の日本パッケージングコンテストで「食品包装部門賞」を受賞しました。この受賞は、環境への配慮とユーザビリティの追求において革新的なデザインが評価されたものです。
720gUDエコペットの特長
このペットボトルは、再生PET樹脂の一部を使用しており、環境への影響を軽減しています。特に、日本人成人の手の寸法データを元に設計されており、容器の中央部には持ちやすい油滴マークが配置されています。これは、持ち運びやすさを保証し、ユーザーが快適に使用できるよう工夫されています。
さらに、容器の側面は角を落として楕円形状にデザインされており、手に優しくフィットします。約100g単位でのくぼみも施されており、これにより残量を確認しやすくなっています。そして、容器上部に貼られた「OIL」の文字は、触覚でも油であることを認識できるよう工夫されています。
ラベル剥がしの際の問題にも配慮されており、容器の底には凹みが設けられているため、簡単に剥がすことが可能です。このデザインにより、ラベルと容器を分別しやすくなり、リサイクルへもつながります。
効率的な陳列が可能
また、段ボールパッケージにはSRP(シェルフ レディ パッケージ)が採用されています。これは、輸送や保管の際だけでなく、店頭でそのまま陳列トレーとして使用できる便利さを持っています。指で簡単に開封でき、商品をきれいに陳列できるため、店舗での手間を軽減し、作業時間の短縮にも寄与します。
環境配慮の取組み
J-オイルミルズは、廃プラスチック問題に対処するため、2019年にパッケージング委員会を設立しました。企業として「環境対応」と「ユーザビリティ」をキーワードに、より使いやすく、環境に優しい容器や包装の開発に力を入れています。今後も、このような取り組みを拡大し、顧客や消費者のニーズに応えた製品を提供していく姿勢を明確にしています。
企業の成長とビジョン
株式会社J-オイルミルズは、2004年に設立され、最近では創立20周年を迎えるなど、さらなる成長を遂げています。その中核をなすのは、家庭用油脂製品「JOYL」や業務用油脂であり、健康でおいしい製品を提供し続けることを目指しています。今後も、環境負担を低減しつつ製品の品質とユーザビリティの向上に努め、持続可能な社会の実現に貢献していく方針です。
詳細は
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