神戸女学院のクリスマス
2023-12-25 15:00:01
神戸女学院、4年ぶりの一般参加クリスマス礼拝が彩る感動のひととき
2023年度神戸女学院クリスマス礼拝
2023年、神戸女学院はクリスマス礼拝を4年ぶりに一般参加者を招待し、これまでの伝統をメディアに公開しました。世界平和を願うこの特別な礼拝は、神戸女学院の150年近い歴史の中でも特別な意味を持ち、心温まる内容でいっそう輝きを増しました。
今年の礼拝においては、重厚で温かみのあるパイプオルガンの前奏が流れ、キャンドルサービスが厳かに行われました。この瞬間、礼拝の参加者は灯りを通じて一つになります。音楽学部のオーケストラによる伴奏を背に、参加者全員が共鳴し合い、美しい歌声が響き渡りました。特に院長のクリスマス・メッセージや、祈りは心の平穏を感じさせる瞬間でした。礼拝のクライマックスでは、特選されたソリストによる華やかな独唱が披露され、場の雰囲気は最高潮に達しました。
参加者の心の声
参加者の一人、神戸女学院大学心理学部の1年生Y.H.さんは「クリスマスの本当の意義」を感じたと語ります。「プレゼントがもらえる日」としてイメージしていたクリスマスですが、実際に礼拝に参加することで、クリスマスソングに込められた人々の思いや深い意味に気づきました。今後も是非参加したいという彼女の声には、礼拝がいかに多くの人の心を動かすかが表れています。Y.H.さんがこの企画のきっかけとなったのは、授業で知り合った音楽学部の友人からの誘いでした。神戸女学院ならではの、他学部生との交流も魅力の一つです。
一方、92歳の宝塚市在住の女性は、クリスマス礼拝に通算40回以上参加しているベテランです。彼女は初めての参加時の素敵な雰囲気が今でも忘れられないと話し、今回の開催を心から楽しみにしていました。コロナの影響で長らく参加できなかった彼女は、知り合いの付き添いでの参加が叶ったことに感謝し、今後の参加も期待していました。
理事長の想い
神戸女学院理事長・院長は、1973年から続くこのクリスマス礼拝の意義を強調しました。このプログラムは、1960年代にお招きした牧師の提案から始まり、50年の時を経て、今では多くの人々とその希望を分かち合う場となりました。式典を通じて私たちは、互いに支え合う意義や、世界の平和について再確認することが求められています。
また、礼拝は単に祝祭の場ではなく、音楽とメッセージを通じて、深い心の交流の場であることを意識しています。毎年、音楽学部の学生たちが懸命に準備を重ね、豊かな表現を通じてクリスマスの本来の意味を伝えています。
音楽の力
学生たちも本イベントに多く関わっており、指揮者やソリストとして演じる姿はとても印象的です。指揮者の松浦さんは、一般参加者を迎えた際の演奏の心情を明かし、「礼拝の場として共感を分かち合うことが重要だ」と語っています。また、ソリストたちも演奏を通じて歌詞に込められた情景を思い描きながら、参加者へのメッセージを届ける大切さを感じていました。
このように、神戸女学院のクリスマス礼拝は、参加者のみならず、学生たちにも深い学びや喜びをもたらす大切なイベントです。音楽を通じて平和の願いを共有し、皆でその思いを一つにする瞬間が、毎年の聖なる季節を彩っています。
終わりに
クリスマス礼拝は、生の音楽や祈りを通じて多くの人々とつながる特別な時間です。参加者の心に響くメッセージと歌声が、一人でも多くの人の心を打つことを願います。
会社情報
- 会社名
-
学校法人神戸女学院
- 住所
- 兵庫県西宮市岡田山4-1
- 電話番号
-