七ヶ宿の奇跡!理想のワインを造るユズファームの挑戦
宮城県の小さな町、七ヶ宿町で始まったワイン造りのプロジェクトが、今、静かに大きな注目を集めています。それが「ユズファームワイナリー」です。このプロジェクトは、土地に根差したぶどう栽培から、ワイン醸造まで一貫して行う、日本でも数少ない取り組みです。代表の荒井謙さんは、「本当に理想のワインを造るには、自分たちのワイナリーが必要だった」と語ります。その思いを胸に、約5年にわたって蔵王連峰の麓で4,350本の苗木を植え、風土に合った丁寧な畑作りを行ってきました。
これまでに生まれたシードルは、国内外のコンペティションで数々の賞を受賞。高い評価を得るほどに、彼らのワインは真剣に作られています。しかし、さらなる理想を追い求める荒井さんたちは、自社ワイナリーの設立を目指しています。これにより温度管理や時間、樽選びに至るまですべての選択にこだわり、「納得のいく味」を実現するための環境を整えたいと考えています。
現在、ユズファームワイナリーでは、クラウドファンディング「セキュリテ」を通じてファンドの募集を行っています。出資金は、5年かけて育てた畑をもとに、自社ワイナリー設立という大きな目標に向けられます。募集金額は3600万円で、特典として出資者には自社畑の果樹のみを使用したワインとシードル2本が提供されます。さらに、2口以上の出資で、数量限定の3年熟成スパークリングワインも贈られる特典があります。
この取り組みには、ただ儲けるだけではなく、地域とのつながりを深め、観光客向けのツアーや収穫体験、試飲イベントを通じて地域コミュニティの活性化を図るという側面があります。荒井さんは、「この地域の自然や風土が織りなす新しいワイン体験を提供したい」との熱い想いで、一歩踏み出しています。
法人化してわずか2期目のユズファームワイナリー。これまで年間3200本のワインを生産してきましたが、自社ワイナリーが設立されれば、将来的には37,900本にまで増産する計画です。こうした拡大を通じて、七ヶ宿町の魅力を全国発信し、「この土地が育んだ誇れるブランド」を築き上げることを目指しています。
この壮大な挑戦は、単なるビジネスの枠を超え、地域の誇りを取り戻し、未来に新たな可能性を切り開く鍵となるでしょう。ぜひ、ユズファームワイナリーの挑戦に参加し、応援の手を差し伸べてください。あなたの出資が、新たなワインの誕生に結びつくかもしれません。詳細な情報やファンドに関する募集は、「セキュリテ」の公式ページで確認できます。興味のある方はぜひ、そちらをチェックしてください。
これは、荒井さんたちの夢の途中の物語。すべての人にとって、特別な1本となるワインを共に育んでいきましょう。自分たちの手で生み出す、懐かしい風味のワイン、ここから始まります。