医師のための新時代『ヒポクラ』リニューアル、診療支援を強化
医師専用の臨床相談コミュニティ『ヒポクラ』が、オンライン医局の再構築を果たしました。運営を担う株式会社エクスメディオは、会員数が74,000人を超える中で提供する機能の向上を目指してアプリとWeb版をリニューアルしました。これにより、医師たちが必要な情報へ簡単にアクセスし、より効率的に診療支援を受けられる環境が整いました。
リニューアルの背景と目的
エクスメディオの創業以来、医療リソースの偏在問題や診療の精度向上を目指してサービスを拡充してきましたが、利用可能なサービスが増える一方で、医師たちがそれを使いこなせていない実態もあることが浮き彫りになりました。社内での活発な議論を経て、より多くの医師が各サービスを効果的に横断利用できるプラットフォームへと進化することが求められました。
2025年1月には、飯塚聡介医師が最高医療責任者に就任し、医師目線でのユーザー体験(UX)を重視したリニューアルを行いました。新たに整備されたアプリは「3クリックで全てのサービスへ」というコンセプトの下、利用しやすい導線を構築しています。
新たに分けられたゾーン
リニューアルされた『ヒポクラ』では、サービスや情報が以下の3つのゾーンに分けられています:
- - エンターテイメントゾーン:ニュース、漫画、優待情報、ディベート、ランキングなど、医師が毎日興味を持って楽しめるコンテンツを提供。
- - 情報・教養ゾーン:最新論文、ガイドライン、勉強会情報などを時短で得られるサービス。
- - 診療支援ゾーン:臨床相談やコンサルト機能を通して、他の医師の経験や考えに触れて悩みを解決できる領域。
このように分かりやすく整理された新しいトップページでは、各ゾーンを横断的に行き来できるようになっており、医師のニーズに対して迅速に情報を届ける構造になっています。
利用しやすさの向上
新しい『ヒポクラ』アプリでは、オンラインコンサルトや専門医コミュニティを中心に、医師が求める情報やアドバイスにスムーズにアクセスできるようになっています。特に、忙しい医師がリラックスできるコンテンツへの配信も強化されており、エンタメ性を持たせた医療情報が気軽に得られる仕組みが整備されました。これにより、医師たちが日常の診療に役立つ情報を手軽に取り入れられるようになりました。
医師の生の声を活かしたコンテンツ
また、医師同士のコミュニケーションが重要な『ヒポクラ』の特長を活かし、オンラインプロコンなど医師の生の声を集めたイベントや、マニアックな症例について知識を深めることができるコンテンツの提供を強化しています。これにより、他の医師が抱える潜在的な悩みや願望により良く応えられるUXが実現されます。
未来に向けた展望
エクスメディオは、今後も『ヒポクラ』の機能拡充を図り、特に血液内科を含む専門分野の支援を充実させていく予定です。利用する医師のニーズに応えるための新しいサービスや専門店の追加が、ますます期待されることでしょう。
医療界におけるヒポクラの存在が、医師にとってより有益なものとなり、より多くの医師が安心して利用できる未来が待っていることを期待します。