戦時下のくらし展の概要
奈良県立民俗博物館では、2025年7月17日から8月30日まで、毎年恒例のスポット展「戦時下のくらし-モノと証言から80年前の生活をみる-」を開催します。この展示会は「終戦の日」に合わせて開催され、今年のテーマは「モノとコトバ」です。
展示の目的
この展示では、戦争が私たちの生活に与えた影響を、実際に戦時下で使用された物品や証言を通して理解することを目指しています。特に今年は、戦時下の暮らしを古民家の中で再現し、当時の生活を「実感」できる空間を提供します。これによって、訪れる人々が戦争の影響を直に体験し、平和の重要さについて考える良い機会になることを願っています。
展示内容
展示されるアイテムは約30点に及び、具体的な資料には召集令状(複製)、出征軍人の家の表札、千人針、奉公袋、軍服、防空頭巾、国民服などがあります。また、土日祝日には学芸員による展示解説が行われ、直接説明を聞くことができるため、より深く理解できます。
開催場所・時間
展示は奈良県立大和民俗公園内にある旧吉川家住宅で行われます。観覧料は無料で、公開時間は午前9時から午後4時まで。毎週月曜日は休館ですが、特定の祝日には開館していますので、訪れる際には事前にスケジュールを確認することをお勧めします。
参加方法
展示解説を希望する方は、土日祝日の午前11時または午後2時に旧吉川家住宅の前に集合してください。解説は約30分ですので、時間に余裕を持ってご参加ください。
まとめ
今年は戦後80年という意味のある年でもあり、この展示を通して戦時下の暮らしを振り返り、戦争とは何か、また平和がどれほど大切かを、家族や友人と共に考える貴重な機会にしていただければと思います。詳細については、奈良県立民俗博物館の公式ウェブサイトやSNSでの情報発信もご参照ください。
アクセス
奈良県立民俗博物館へのアクセスは、近鉄郡山駅または大和小泉駅から奈良交通バスに乗車し、矢田東山バス停で下車後、北に徒歩約10分です。また、館内は一時休館中ですが、古民家は公開されていますので、ぜひお立ち寄りください。