東北の魅力を世界に届ける「WAttention Tohoku」の発行
東北観光推進機構は、外国人観光客の誘致を目指し、新たにフリーマガジン「WAttention Tohoku」を発行しました。この取り組みは、平成28年6月に広域観光周遊ルート形成事業として国土交通大臣から認定を受けたもので、東北の豊かな魅力を広くアピールします。
「WAttention Tohoku」とは?
「WAttention Tohoku」は、和テンション株式会社とのコラボレーションで実現したフリーマガジンです。海外で広く発行されている「WAttention」は、訪日外国人に向けた観光や文化情報を提供する人気の出版物です。このフリーマガジンは、アジア5カ国、具体的にはシンガポールを初めマレーシア、タイ、インドネシア、台湾で配布されます。
発行の目的と特徴
このフリーマガジンの主な目的は、東北の魅力を外国人観光客に届けることです。特に、表紙には外国人観光客に人気の「樹氷」が採用され、冬の東北の美しい景観を象徴しています。また、内容は伝統的な景観や食文化、神秘的な東北の魅力をテーマにしており、ビジュアルに優れた構成をしています。和テンション株式会社の外国人スタッフが編集・ライティングを手掛け、多文化に配慮した視点で「外国人にとって魅力ある東北」を伝えるべく設計されています。
発行概要
- - 発行部数: シンガポール版は5,000部、今後他のアジア諸国でも同様に発行予定です。
- - 配布場所: 最初の配布は、トラベルレボリューション2016(シンガポール)を皮切りに行われ、シンガポール内のスーパーや旅行会社、日本語学校、スターバックスなど50箇所に広がっています。
今後の展望
「WAttention Tohoku」は年に2回発行される予定です。また、来年の2月には春・夏号の発行が控えており、現在は外国人編集チームがさまざまな東北地域を取材しています。その内容には、現地の人々の声やリアルな体験が盛り込まれることになるでしょう。
まとめ
東北の魅力を一層深く知ってもらうためには、こうしたフリーマガジンの役割が非常に重要です。今後も「WAttention Tohoku」を通じて、国内外の観光客に東北の素晴らしさを広めていくことが期待されています。
東北の新しい観光の形、そしてその普及に向けたこの取り組みから目が離せません。