阪神・淡路大震災を振り返る
2025年、阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたり、神戸市ではその経験を基にした新たな取り組みが進んでいます。株式会社マルヤナギ小倉屋をはじめ、食関連企業で構成される「食べとうKOBE」プロジェクトチームは、防災意識の向上と食糧備蓄率を高めることを目指し、「食べとう?KOBE防災レシピコンテスト」を開催しています。災害時に元気を出し、安心感を与える料理を提案することが目的です。
レシピコンテストの目的
このコンテストは、災害時に被災者が需要する健康的な食事の重要性を再認識し、地域住民に向けて備蓄食品やローリングストックを活用した料理を提案しています。具体的には、「普段ある食材や備蓄食品を用いた簡単な調理法で作るレシピ」を募集しております。あらゆる人が手に取りやすい料理で、特に高齢者や乳幼児に対する配慮も大切にしています。
募集の詳細
- - 応募資格: 兵庫県内に住む、または働く、学ぶ個人や団体(年齢不問)。
- - 応募条件: 災害時に活用できるレシピ。調理が簡単であることが求められます。
- - 応募締切: 2024年11月17日(日)23:59。
応募方法は、専用フォームから必要事項を記入し、完成した料理の写真を添付する形です。レシピ内容は未発表のものに限り、個人やグループで複数のレシピを提出することも可能です。
審査の流れ
コンテストは二段階で審査されます。初めに書類審査が行われ、上位12点を選出。その後、1月19日に神戸市の健康ライフプラザでの試食審査へと進みます。審査基準は、普段の食材の活用法、栄養バランス、アレルギーへの配慮など多岐にわたります。最優秀賞や優秀賞の受賞者には、副賞も用意されています。
参加企業の背景
「食べとうKOBE」プロジェクトは、食品関連企業9社から成る団体であり、市民の食に関する課題を解決することを目指しています。これまで神戸市が実施してきた食育促進活動を受けて、企業同士の連携を強化している動きです。特に、災害時の食事問題への積極的な取り組みを通じて、地域住民に寄り添う活動を続けています。
今後の展望
この活動は、食糧問題と防災意識を高めるための重要な公募です。阪神・淡路大震災は多くの人々に影響を与えた歴史的な出来事であり、近年の自然災害が続く中、その教訓を忘れず、未来へと生かしていく必要があります。地域住民一人一人が関心を持ち、参加することで、より安全で安心感のある生活を築くことに期待が寄せられています。皆さんもぜひ、奮ってご応募ください!
公式ホームページ:
食べとう?KOBE防災レシピコンテスト