2025年大阪・関西万博を祝う韓国現代美術特別展の開催が決定

韓国現代美術特別展《時間をつなぐ：Timeless Heritage》の開催

2025年、大阪・関西万博を祝う特別展、К韓国現代美術展《時間をつなぐ：Timeless Heritage》が開催されることが発表されました。この展覧会では、韓国の現代アートの最前線で活躍するアーティストたちによる初披露作品を含む絵画や彫刻、デジタルメディアアートなど、さまざまなジャンルの作品が一堂に集結します。展覧会のテーマは「伝統と現代」「過去・現在・未来」をつなぐものであり、多くのアートファンにとって見逃せないイベントとなるでしょう。

展覧会の概要

開催期間は2025年4月12日から5月31日までの約1ヶ月半で、会場は大阪韓国文化院の1階にあるミリネギャラリーです。また、開会式および報道関係者向けの展示先行公開も行われ、開会式は2025年4月11日、展示公開は同日の午後1時から3時まで予定されています。

この展覧会では、以下の5名のアーティストが参加し、それぞれの作品を通じて韓国美術の変遷を反映した新しい価値観を提案します。

参加アーティストと出展作品

- パク・デソン（1945生まれ）

作品: 『三陵秘境』2025、紙に水墨、サイズ不詳
伝統的な教育課程を経ず、独自の修錬で新しい画風を完成させたパク氏は、現代的解釈を追求する水墨画の新作を発表します。

- イ・ウファン（1936生まれ）

作品: 『点より 202』1974、キャンバスに油彩
「もの派」の理論的基盤を築いたイ氏の代表作を展示し、現代アートの根底にある思想を掘り下げます。

- シン・ミギョン（1967生まれ）

作品: 『トランスレーション-白磁』2009-2014、石鹸等、サイズ可変
彫刻素材として「石鹸」を使用し、時間の経過を可視化した作品が展示されます。

- パク・ジェソン（1978生まれ）

作品: 『記憶色(30803202)』2023、ビデオ設置
人工知能との共作を通じた独自の芸術表現を行い、視覚芸術の未来を探ります。

- ハ・ジュンス（1974生まれ）

作品: 『イ・ジュンソプ、恋しさの名前』2025、ビデオ設置
ミディアアートを使って、故人の思いを現代に再現する独自の試みが評価されます。

連携カンファレンス

展覧会と連携して、4月12日には「海峡を越えて：韓日現代美術の交差点」をテーマとしたカンファレンスも開催されます。このカンファレンスには、本展の参加アーティストを含む多くの専門家が招かれ、韓国と日本の近現代美術について熱い議論が展開される予定です。モデレーターとしてキム・ボッキが参加し、各界の専門家とともに、新たな視点を提供します。