公務員の複業元年とは
2025年12月、株式会社Another worksが新たに提供する「複業クラウド」が、公務員の登録を開始しました。このプラットフォームは、複業を希望する個人と、彼らを受け入れたい企業や自治体をフィットさせるために設計されています。特に今回の対応により、地方公務員が営利企業での兼業を行うことが可能となり、地方行政に新しい風を吹かせる試みとなります。
背景にある社会課題
地方公務員に対する副業・兼業の制度が見直されたのは大きな転機です。総務省の通知により、兼業が適用される新たな条件が示され、地方公務員が持つ知識や経験を地域社会に還元することが期待されています。この変化は、単なる制度の緩和にとどまらず、本来の職務に寄与する重要なステップとも言えるでしょう。
Another worksのビジョン
Another worksは2019年に創立以来、複数の活動に参加できる「複業」を社会に広めることを目指しています。7年間で10万人以上の登録者、2,500社の企業、250を超える自治体がこのプラットフォームを通じて新たなキャリアの選択肢を見出しました。公務員の登録受付が始まることで、自治体や職員が新しいキャリアチャレンジに向かう機会が増えます。
新たな取り組みの具体例
当社はこれまで民間企業中心のサービスでしたが、今後は公務員への制度設計や基準整備の支援を強化します。具体的には、以下のサービスを提供予定です。
1. 複業を希望する公務員の登録受付
2. 自治体の複業制度設計の支援
3. 民間企業や他自治体での複業機会の創出
複業が拓く新しいキャリアの選択肢
私たちのビジョンは、公務員の複業が特別なものではなく、すべての人が選択できるキャリアオプションになることです。将来的には、自治体間での人材の流通を促進し、持続可能で柔軟な行政組織の形成を目指します。
複業クラウド for Public
このプラットフォームは、優秀な複業人材が自治体職員と共に行政課題に取り組むプロジェクトであり、地方創生をサポートするものです。具体的には、DX推進や広報戦略の立案など、専門的な知識を必要とする課題解決に寄与しています。
2025年12月の段階で、47都道府県の250を超える自治体が導入しており、大規模な複業人材登用プロジェクトとなっています。さらに詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
会社概要
株式会社Another worksは、複業を通じて働き方を革新するITベンチャーで、「挑戦する全ての人の機会を最大化する」をビジョンに掲げています。この新しい働き方が、社会のスタンダードになっていくよう、今後も尽力していきます。