幸福度とお部屋環境
2012-07-31 13:59:57
イケアが明かす、日本とスウェーデンの幸福度とお部屋環境の関連性
イケアが探る、日本とスウェーデンの幸福とお部屋環境
スウェーデンのホームファニッシングを牽引するイケア・ジャパン株式会社が、初めて日本とスウェーデンを対象に行った「幸福とお部屋環境に関する調査」が注目を集めています。この調査では、両国の20代から30代の男女1,600名を対象に、普段の生活環境が幸福度にどのように影響を与えるかが明らかになりました。
調査結果の概要
まず、調査結果の一つは、どちらの国でも「日々、幸せか?」と尋ねたところ、約55%の日本人と58%のスウェーデン人が「幸せ」と回答したことです。この数字は、世界幸福度ランキングで7位のスウェーデンと90位の日本の順位差を乗り越え、両者の幸福感が大きく変わらないことを示しています。強い幸福感を持つ人たちほど、お部屋環境の重要性を強く認識しているとのことです。
自分らしい空間を望む日本人
次に、「自分らしいお部屋にしたい」という希望については、日本で約67%、スウェーデンで約58%が賛同しました。しかし、実際に自分の部屋が自分らしい空間であると感じている人は、日本が約35%に対してスウェーデンは67%と、大きな差があります。この結果は、日本人が理想的な居住空間を持つことに対して課題を感じていることを浮き彫りにしています。
日本人が抱えるスペース活用の課題
日本人は、自己の居住空間にスペースを最大限活用できていないとも報告されています。具体的には、日本では約45%の人が「自分のお部屋のスペースを最大限に活用できていない」と回答し、スウェーデンではその数字がわずか17%という結果でした。また、収納の整理についても、日本では「うまく整理できている」と回答したのは約22%、スウェーデンは約57%と、ここでも大きな差が見られました。この状況は、日本の住宅がスウェーデンに比べて広いにもかかわらず、スペースの有効活用ができていないことを示しています。
調査の詳細
この調査は2012年6月に行われ、日本とスウェーデンでそれぞれ800名の合計1,600名を対象に、インターネット形式のアンケートが実施されました。調査は楽天リサーチに委託され、20~39歳の男女を均等に割り振って行われました。このような興味深い結果から、今後の住環境や暮らしのスタイルに対する見直しが期待されます。
まとめ
イケアの調査が示すように、幸福度と居住環境は密接に関わっています。自分らしい空間を持つことは、幸福度を高める一因となるかもしれません。日本人はこれを意識し、生活環境を見直す必要があるのかもしれません。スウェーデンの実践を参考に、より良い住空間の実現を目指しましょう。
会社情報
- 会社名
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イケア・ジャパン株式会社
- 住所
- 千葉県船橋市2-3-30
- 電話番号
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