株式会社カミナシ 2026年の展望
新年明けましておめでとうございます。株式会社カミナシの代表取締役CEO、諸岡裕人です。
2025年は、生成AIをはじめとした技術が実社会に浸透した年でした。その影響力は、単なる「可能性」から「現実」となり、多くの人々に受け入れられたのです。この急激な変化により、業務の効率化は進むものの、一方でAIによる仕事の代替が現実味を増しており、大学卒業者の失業率が高まるなどの影響も見られました。
しかし、そんな中でも日本の現場、特にノンデスクワーカーの世界では話が異なります。労働力不足、属人化した業務、技術の伝承といった問題は、AIでは簡単には解決できません。私たちは、AIが人間を代替するのではなく、むしろ協働して力を引き出すパートナーとして術を発揮することが重要だと考えています。
AIの潜在力を引き出すには、適切な「データ」が不可欠です。デスクワーカーの業務データは既にデジタル化が進んでいるものの、現場では多くのデータが未だに紙の形やベテラン従業員の知識に留まっています。現場のIT化は一般的なデスクワーカーに比べ、約10年遅れていると言われており、これを解消することが私たちの使命です。
私たちの主張は、AIは現場に蓄積される日々の記録や判断、技術をデータとしてまとめ、それを分析し有益な示唆を提供することにあります。これにより、作業者の判断や行動を支援し、技能習得を大幅に効率化することが可能です。これこそが、AIと共に働く「アドバンスト・エッセンシャルワーカー」という新たな現場像を融合する可能性を示しています。
株式会社カミナシは2026年に創業10周年を迎えます。この10年間、一貫して「現場の非効率をなくす」ことを目指してきました。私自身が現場でのアナログ業務の困難さを経験したからこそ、その変革を求める強い思いが生まれたのです。
2025年には17,000箇所を超える導入実績を達成し、『カミナシ』シリーズ製品として、教育と設備保全に関する新たな製品を追加しました。これにより、作業、従業員、設備という多面的なデータを集約する基盤が整いつつあり、現場における新たな動きが期待されています。
2026年は、新たな時代の始まりでもあります。私たちは、現場のデータを基にした「現場AIエージェント」を導入し、現場で働く人々が最大限に力を発揮できる環境を作ります。AIを新たな相棒として、現場で活躍する人々が挑戦し、その成果が正当に評価される社会の構築に、全力を尽くします。
私たちの目指すべきビジョンは「ノンデスクワーカーが挑戦し、報われる世界の創造」です。この目標に向かって、10周年の節目を新たな決意として、成長の次のステージへ進んでいく所存です。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。
株式会社カミナシ
代表取締役CEO 諸岡 裕人
現場DXプラットフォーム『カミナシ』について
現場DXプラットフォーム『カミナシ』は、作業、人、安全設備を軸に、業務のデジタル化を支援する各種クラウドサービスを提供しています。デジタル化した帳票の管理をはじめ、設備保全、従業員教育、コミュニケーションツールなど多岐にわたるソリューションを展開。
アナログの情報をクラウドに統合することで、生産性を向上し、ノンデスクワーカーの活躍できるスマートな職場環境の構築を推進します。