AI安全運転教育
2024-09-03 16:57:27

ロジスティードと損保ジャパン、AIを活用した安全運転教育サービスを開始

昨今、物流業界における安全運転の重要性が増しています。運転手の健康や安全を守るための施策が必要とされる中、ロジスティード株式会社と損害保険ジャパン株式会社は、新たな安全運転教育サービスを提供する運びとなりました。このサービスは、ロジスティードが展開する安全運行管理ソリューション「SSCV®-Safety」に基づいており、AIを活用したドライブレコーダーが提供するデータを活用して、運転手に最適な教育コンテンツをピンポイントで配信します。

提携の背景


この取り組みは、2023年4月に締結されたロジスティード、損保ジャパン、そしてSOMPOリスクマネジメントの提携から始まります。各社は共同で、業務の効率化やトラックドライバーの健康と安全の確保、そして交通事故の防止に向けた多角的な施策を提供しています。しかし、運転管理者による振り返り指導が人手不足により適切に行えない状況に対処するため、新サービスの導入が決定されました。

サービスの概要


新たなサービスでは、AIドラレコが検出した「ヒヤリハット」と呼ばれる危険な運転状況を元に、安全教育が必要な運転手に向けた教育コンテンツを提供します。具体的には、指定の基準を超えるヒヤリハットが検出されると、RPA(Robotic Process Automation)技術によって、その情報が自動的に収集され、間もなく専門的な教育コンテンツが作成されます。このプロセスによって、教育効果が高いコンテンツが迅速に運転手へ届けられる仕組みです。

特徴


このサービスの主な特徴は、ドライバーの実体験に基づいた8種類のヒヤリハット(たとえば、速度超過や急制動など)に合わせた教育コンテンツが自動で配信される点です。リスクの高い運転をしたドライバーに特化することで、管理者の負担軽減やコスト削減も図られます。また、教育コンテンツには、交通事故防止の専門的な知見が含まれており、より効果的な安全教育が実施されることが期待されています。

今後の展望


ロジスティードと損保ジャパン、そしてSOMPOリスクは、最新のデジタルテクノロジーを駆使し、物流の課題を解決するべく新サービスを積極的に展開していく方針です。特に、2024年問題や健康起因の事故が懸念される中で、業界全体の安全性向上に寄与することが期待されています。

各社の概要


ロジスティードは、グローバルな物流企業であり、3PLやフォワーディングなどを中心に活動しています。損保ジャパンは、国内の損害保険市場でリーダーシップを取っている企業で、先進的なサービスの提供を目指しています。SOMPOリスクマネジメントは、多様化するリスクに対応したソリューションを提供し、顧客の持続的な成長を支援しています。これらの企業が力を合わせることで、物流の未来はより安全で,希望に満ちたものになるでしょう。


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会社情報

会社名
損害保険ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿1-26-1
電話番号

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