テックビルケアがドローン外壁調査を開始
株式会社テックビルケア(大阪府摂津市)は、消防設備点検に加えて、ドローンを用いた外壁調査事業へ新たに参入することを発表しました。新サービスは2024年9月1日から開始され、ビルやマンション、クリニック、老人福祉施設、宿泊施設の運営法人などを対象に提供されます。
ドローン外壁調査事業の概要
テックビルケアの新サービスは、火災安全性を確保するための定期報告12条点検の一環として位置づけられています。目視だけでは見落とされがちな外壁の異常を特定するために、ドローンによる赤外線調査を実施します。赤外線技術を駆使することで、壁内部の温度差を測定し、目に見えない問題を見つけ出すことが可能です。
事業の目標
初年度の売上目標としては5,000万円を設定し、3年後には5億円を見込んでいます。事業拡大に伴い、従業員数も初年度で5名、3年後には15名の増員を計画しています。業界での競争力を強化し、顧客サービスの質を向上させるための施策と言えるでしょう。
ドローン外壁調査の特長
1.
豊富な経験と実績
テックビルケアは累計6,000件の点検実績を誇り、専門スタッフによる的確な調査が特徴です。これにより、同業他社との差別化を図っています。
2.
ワンストップサービスの提供
外壁調査だけでなく、調査結果の報告書作成、大規模改修工事に関するコンサルティングまで、一貫して依頼できる利便性があります。
3.
コスト削減と迅速な対応
内製化により、業務のスピードアップが実現し、従来の約1/3程度のコストでサービスを提供できるようになります。全国いつでも同様のサービスを提供し、最短10日で調査を行う体制を整えています。
4.
法的手続きの簡素化
ドローン調査に伴う複雑な申請手続きも、全てお任せ可能です。迅速な手続きで、スピーディなサービスを約束します。
12条点検の重要性
12条点検は建築基準法に基づき、不特定多数の人が利用する建物の所有者に義務付けられています。これにより、使用や経年劣化による建物の老朽化を早期に発見し、安全性を確保する目的があります。これまで多くの点検会社が外部へアウトソーシングしていたため、コストや時間が大幅に増加していましたが、テックビルケアの参入によってその課題が解決されることが期待されています。
会社概要
テックビルケアは1983年に設立され、主に消防設備や建築設備の定期点検を行ってきました。病院や商業施設など幅広い業界にサービスを提供しており、今後はドローンを使った外壁調査を通じて更なるサービスの充実を図る予定です。これにより、顧客ニーズの多様化にも的確に応えていくことが求められています。
お問い合わせ
株式会社テックビルケア
TEL: 072-635-3035
Email: [email protected]
URL: テックビルケア
大阪府を拠点とするテックビルケアが提供する新たなドローン外壁調査サービスは、消防設備点検にとどまらず、顧客に求められる安全性と信頼性を向上させる重要な一歩となるでしょう。