LuckyFM茨城放送が新たに、黒坂修氏を代表取締役社長に迎え入れました。6月25日をもって、エフエム東京の前社長である黒坂氏が就任したことが発表され、今後の展望に注目が集まっています。黒坂氏はエフエム東京での豊富な経験を基に、LuckyFMのメディアビジネスを拡大する意欲を示しています。
さて、黒坂氏は2025年3月末にエフエム東京を退社した後の新たな挑戦として、LuckyFM茨城放送の社長に就任しました。その背景には、メディア業界がデジタル化の波に直面している中であっても、相対的に存在感を高めることが求められていることがあります。
LuckyFM茨城放送は、これまでの局としての独自性を生かし、特に音楽、文化の発信を重視してきました。黒坂氏は、同社が地域文化圏を広げるための一環として、国営のひたち海浜公園で行われる巨大な夏フェス「LuckyFes」を挙げています。このイベントは、昨年から始まり、今年の8月にも大物アーティストが参加予定であり、大規模な動員が期待されています。
さらに、LuckyFMは自社制作の番組を中心に放送を行い、radikoを通じて関東全域で無料配信しています。これにより、より多くのリスナーにリーチできる仕組みが整っており、黒坂氏はこの点でもさらなる発展を目指しています。
また、LuckyFMは茨城ロボッツとの関係もあり、プロバスケットボールのB1リーグにチームを持つことが、新たな視聴者層の開拓にも貢献するでしょう。音楽情報サイト「BARKS」との姉妹関係も強化され、これらの統合的な取り組みが文化創造の核となる可能性があります。
黒坂氏の目指すところは、メディアの各要素が効果的に連携し、相乗効果を生むことで、「LuckyFM文化圏」の創出に尽力することです。
黒坂氏は茨城のさらなる発展のため、メディアビジネスにおいて経験豊富な視点を持ち、地域と首都圏との架け橋となることを強調しています。
【黒坂修の略歴】
- - 1981年3月 早稲田大学法学部卒業
- - 1981年4月 エフエム東京に入社
- - 2019年6月 代表取締役社長に就任
- - 2020年6月 株式会社TOKYO TOWER取締役に就任(現任)
- - 2022年4月 金沢工業大学 客員教授に就任(現任)
- - 2024年10月エフエム東京 取締役会長を辞任し、相談役に就任
- - 2025年3月 相談役を辞任
このように、LuckyFMは新たな局面を迎えており、黒坂氏の下でどのような革新がもたらされるか、多くの注目が集まっています。今後の展開に目が離せません。