ラクサス「おりづるプロジェクト2025」とは
広島を拠点とするラクサス・テクノロジーズ株式会社が展開する「おりづるプロジェクト2025」は、平和への願いを託した取り組みとして大きな注目を集めています。このプロジェクトは、2025年8月6日に迎える被爆80年に合わせて、ラクサスのユーザーや協賛企業、また多くの団体と連携し、約10,000羽のおりづるを広島平和記念公園に寄贈するというものです。
プロジェクトの背景
ラクサスは、2022年から「おりづるプロジェクト」をスタートし、平和のメッセージを世界に発信する活動を行っています。2025年は特に重要な節目となるだけに、様々な企業や団体と協力し、社会全体で平和を願う強い意志を持って実施しました。
千羽鶴制作の風景
プロジェクトに参加したのは多岐にわたる団体や企業です。例えば、岡山県のエンターテインメント教育機関「もも太の夢研究所『ゆめラボ』」では、ダンスを学ぶ子どもたちが楽しみながら折り鶴を作る様子が見られました。また、シェアリングエコノミー協会のメンバーも、設立記念イベントで来場者と一緒におりづるを折るなど、地域全体での参加が奨励されました。
ここで折られた千羽鶴は、ただの紙の折り鶴ではなく、それぞれの参加者の心に宿る平和への願いが込められています。一羽一羽に込められた想いが、原爆の犠牲者を偲び、未来の世代へと受け継がれるのです。
平和のメッセージ
ラクサスが本社を構える広島市では、日常的に平和記念公園や原爆ドームといった歴史的な場所を往来する中で、社員全員が「平和とは何か」ということを強く意識しています。彼らは、平和は当たり前ではないということを身をもって感じており、心を込めて折ったおりづるはその思いを象徴しています。このプロジェクトを通じて、「世界中に笑顔を届ける」という理念がより具体化されています。
たくさんの協賛企業とその活動
この取り組みには、さまざまな企業と団体が参加しています。株式会社ワールドは、本プロジェクトの第1号協賛企業として参加し、自社の社員やその家族、地域の多くの人々と協力し、平和へ向けた思いを込めた千羽鶴を制作しました。彼らは「広島にゆかりのある千羽鶴」を特に意識し、地域の結びつきを大切にする姿勢を忘れません。
また、シェアリングエコノミー協会は、折り鶴作りを通じて、企業や地域、世代を超えたつながりを育てる重要性を強調し、「シェア」の力を感じる機会を提供しています。このプロジェクトを通じて、様々なバックグラウンドを持つ人々が集まり、平和に向けた大きな願いを一つにする体験を共有できました。
結論と今後の展望
ラクサスの「おりづるプロジェクト2025」は、ただの寄贈イベントではなく、参加者一人ひとりが平和を願う想いを持ち寄る場となっています。平和への誓いを新たにし、未来の世代に向けて、希望と連帯のメッセージを送り続けることが重要です。来る2025年8月6日、その寄贈はどのような形で広島の地に刻まれるのでしょうか。今後の活動にも大いに期待が寄せられています。