PlantStreamとAspenTechによる新たな連携
株式会社PlantStreamが、このたび米国のAspenTech社が提供する設備投資見積用ソフトウェア「Aspen Capital Cost Estimator™」(略称ACCE)との連携パッケージを正式にリリースしました。この連携により、プラント設計自動化ソリューション「PlantStream🄬」において、設計段階からスムーズなデータフローが実現されます。
AspenTechとは
AspenTechは、グローバルなIT企業で、特に製造業やエネルギー関連のプロセス産業向けに設計・シミュレーション・最適化といった高度な業務支援ソフトウェアを提供しています。このたびの連携により、世界中のさまざまな業界で利用されている「ACCE」と「PlantStream」が結びつくことで、設計とコスト管理の一貫した業務フローが構築されるのです。
新しい連携パッケージの概要
この新機能では、ACCEで生成された機器リストやその仕様データをPlantStreamに簡単に取り込むことが可能となります。このプロセスは、これまで手作業で行われていたデータの変換作業を不要にし、設計の初期段階から3Dモデリングを迅速に進めることができるようになります。これにより、エンジニアリング会社やプラントオーナーは、よりスピーディーで正確な見積もりを行えるようになります。
背景と目的
従来、プラントや工場の建設プロジェクトにおいて、初期段階での「概算見積」と「設計イメージ」を同時に整えることは難しいとされていました。この連携の実現により、初期コスト試算と3D設計がシームレスに結びつき、設計から施工計画まで一貫したデジタルワークフローを形成することが期待されます。具体的には、ACCEでの初期コスト試算からPlantStreamによる3D設計までデータがスムーズに移行でき、さらにPlantStreamで作成したモデルをSmart 3DやAVEVA E3Dなどの詳細設計ツールへエクスポートできるようになります。
この一連の流れにより、見積もりから設計、施工計画に至るまでの業務をデジタルで繋げ、迅速な意思決定とコスト精度の向上に寄与することができます。
Arentの取り組み
このパッケージは、株式会社Arentが掲げる「アプリ連携型DX」に基づいて設計されています。既存の業務フローに自然に統合できることを重視し、さらなる連携拡張にも対応できる柔軟性を持っています。
PlantStream🄬について
PlantStream🄬は、プラント配管設計の自動化に特化した3D CADソフトウェアで、千代田化工建設株式会社との共同開発から生まれました。従来では配管1本の設計に約2時間かかっていたものを、1分間で1,000本も作成できる効率化を実現しています。現在、国内外の30社以上で導入が進んでいます。
まとめ
今回の連携により、PlantStreamとACCEが生み出す新たな業務のつながりは、多くの企業にとって業務の効率化とコスト削減が期待されます。お客様のニーズに応じた有意義なデジタルソリューションとして、今後も注目される事業です。興味がある企業様や導入を検討されている企業様は、こちらの
お問い合わせフォームからデモのご案内も承っております。