重度訪問介護の会
2025-08-04 11:46:04

重度訪問介護支援団体が設立記念総会を盛況裏に開催

重度訪問介護支援団体が設立記念総会を盛況裏に開催



2025年7月28日、重度障害をお持ちの方々の在宅生活を支えることを目的とした「全国障害者地域生活支援事業者連絡会」(略称:ぜんちれん)の設立記念総会が開催されました。この団体は、重度訪問介護を提供する事業者による任意団体であり、全国から多彩な参加者たちが集結しました。

当日は、国会議員や地方議員、厚生労働省の障害福祉課長、医師系団体の関係者、企業や団体のリーダー、記者、そして重度訪問介護の事業者など、様々な分野から参加者が集まりました。オンライン参加者も含め、参加者数は250名を超え、記念総会は盛況のうちに終了しました。

設立の背景



重度訪問介護は、地域で安心して暮らすために欠かせないサービスです。この事業は、利用者が自宅という閉じた環境でケアを受けることに特化しており、高度な専門性と倫理観が求められる重要な役割を果たしています。しかし、近年では、制度の趣旨から逸脱し、営利追求を目的とする事業者が存在していることが懸念されています。このような不正運営が見過ごされれば、誠実に取り組む他の事業者の信頼も損なわれ、福祉サービス全体の価値が低下しかねない状況です。

そのため、信頼を重んじる事業者同士が連携し、正しいサービス提供を考える場として「全国障害者地域生活支援事業者連絡会」が立ち上げられました。この団体は、社会に向けて福祉サービスの重要性や、適正な運営について発信していくことを目指しています。

今後の展開



今後、この連絡会は、定期的なミーティングを通じて様々な課題を整理し、厚生労働省や自治体との意見交換の場も設けていく予定です。更に、以下の取り組みが推進されることが決まっています:

  • - 意識啓発とガイドラインの策定: 参加団体の意識向上を促進し、健全な経営のためのガイドラインを策定します。
  • - ネットワークづくりの支援: 各地域での事業者間の交流会やネットワークづくりを推進します。
  • - 研修・勉強会の開催: 業界全体の運営やサービスの質を向上させる研修や勉強会を実施します。
  • - 相互協力体制の構築: 利用者支援において単独の事業者で対応が難しい場合の相互協力体制を構築します。

これらの活動を通じて、重度訪問介護の質の向上と持続可能な仕組みを実現することを目指しています。

現在の加盟事業者



設立記念総会開催時点(2025年7月29日)での加盟事業者は19都道府県、37事業者に達しており、今後更なる加盟の拡大が期待されています。

設立記念イベントの様子



イベントの冒頭では、会長である株式会社土屋の代表取締役、高浜敏之氏が挨拶を行い、参加者に対して団体の設立意義や今後のビジョンについて説明しました。また、参加者同士の交流を促す場面も見られました。

全地連の概要


  • - 団体名: 全国障害者地域生活支援事業者連絡会(略称:ぜんちれん)
  • - 設立日: 2025年7月28日
  • - 加盟事業者数: 37社(2025年7月現在)
  • - 会員の事業内容: 重度訪問介護を中心とした障害福祉サービスの提供
  • - 役員構成:
- 会長: 株式会社土屋代表取締役 高浜敏之
- 副会長: 株式会社障碍社代表取締役 安藤信哉
- 副会長: 株式会社ミレニアム代表取締役 加藤和博

この新たな取り組みが、重度障害者の生活支援において大きな力となることが期待されます。


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会社情報

会社名
全国障害者地域生活支援事業者連絡会
住所
岡山県井原市七日市1-1WOODY101 1階
電話番号

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