岐阜大学の新拠点
2026-04-21 10:26:47

岐阜大学に設立されたゼロカーボンエネルギー実証拠点の全貌

岐阜大学に新たなゼロカーボンエネルギー拠点が誕生



岐阜大学キャンパス内に、アンモニアと水素を活用したゼロカーボンエネルギーシステムの実証拠点が設立されることが発表されました。国立大学法人東海国立大学機構の岐阜大学と、レゾナック、三菱化工機、東京ガス、三浦工業などが共同で取り組み、2026年4月からの本格稼働を予定しています。この拠点は、国内におけるアンモニア利用の最前線を行くプラットフォームとなり、環境に優しい未来を切り開く一環として位置づけられています。

拠点の概要と目的



この新たなエネルギー実証拠点は、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の一環として、特に「スマートエネルギーマネジメントシステムの構築」というテーマで研究開発が進められています。今後、この施設は、アンモニアおよび水素を利用した分散型エネルギーシステムの中心的役割を果たし、事業化を見据えた技術開発の場となることが期待されています。2024年施行の水素社会推進法により、アンモニアは水素経済において重要なエネルギー源とされ、ますます需要が高まっていくでしょう。

実証事業について



拠点では、次のような事業化直結型システムの実証が行われる予定です。
1. アンモニア・水素利用の分散型コジェネレーションシステム(岐阜大学)
2. アンモニア改質器ユニット(レゾナック、三菱化工機)
3. ゼロカーボン工業炉(東京ガス)
4. ゼロカーボンボイラ(東京ガス、三浦工業)
5. ゼロカーボン7kW可搬型発電機(岐阜大学)

2026年度からは、これらの実用機規模での実証試験を実施し、性能評価や安全性の検証、経済性の調査を通じて、将来的な社会実装に向けた準備が進められます。

特色と特徴



本拠点における大きな特長の一つは、200 Nm³/hのアンモニアガスを安全に供給できる能力と、改質ガスとアンモニアガスを混合できる設備が整っている点です。このような実証環境は国内で非常に希少であり、さまざまな業種の企業が自社の技術の検証を迅速に行うことが可能です。また、企業との共同研究を推進するためにマッチングファンド方式が取り入れられ、新たな産業エコシステムの創造が予定されています。

使用されるアンモニアは、使用済みプラスチックを原料とし、レゾナックが開発した環境負荷の低い低炭素アンモニアで、生態系に配慮された方式で製造されます。岐阜大学のこの実証拠点は、単なる技術開発の場にとどまらず、産業全体の市場創出へと発展し、脱炭素社会の実現にも寄与していくでしょう。

未来への展望



岐阜大学に誕生するこのゼロカーボンエネルギー実証拠点は、新しいエネルギー市場の開拓や、持続可能な技術の進展に大きな役割を果たすことが期待されています。さまざまな研究機関や企業が関与し、エネルギーの未来を切り拓く連携を強化していくことが求められています。今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
三菱化工機株式会社
住所
神奈川県川崎市川崎区大川町2番1号
電話番号

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