伊藤邦雄氏の顧問就任とESGマーク認証制度の監修
一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会は、ESG経営を支援する「ESGマーク認証制度」を設立し、これを一橋大学CFO研究センター長である伊藤邦雄氏が顧問として監修することを発表しました。人材資本経営の重要性や企業の環境問題への対応が求められる現代において、伊藤氏の専門知識が制度に大きな影響を与えることが期待されています。
ESG経営の重要性とは?
昨今の社会の価値観の変化により、企業は環境、社会、ガバナンスの3つの分野において推進体制を整えることが求められています。これらの要素は、企業の持続可能な成長を支える基盤となるため、特に中小企業にとっては重要です。
ESGマーク認証制度の目的
「ESGマーク認証制度」は、中小企業がESG経営に取り組むための手引きとして機能します。これにより、企業は自身の社会的責任を示し、取引先や顧客、投資家に対して信頼性を高めることが可能になります。この制度は、厳選された審査項目を基にしており、環境、社会、企業統治に関する合計大項目15、中項目39、小項目101から成り立っています。
中小企業への支援
さらに、当制度では「ESGアドバイザー」制度を設けており、ESG経営の確立に向けた具体的な指導を提供します。これは特に体制構築が難しいと感じる中小企業に対する大きなサポートとなります。
伊藤邦雄氏の背景
伊藤邦雄氏は1975年に一橋大学商学部を卒業後、教授や副学長を歴任し、様々な経済シンクタンクの座長や委員も務めました。特に「伊藤レポート」として知られる報告書は、日本の企業ガバナンス改革を促進するための重要な基盤となっています。
中小企業個人情報セキュリティー推進協会の役割
当社団は、個人情報保護委員会に認定された団体で、DX推進とESG経営の支援を行っています。また、約2,800名のDXアドバイザーと、2,500名のESGアドバイザーを認定し、彼らの活動を支援することによって、中小企業が持続可能性を追求できるようにしています。これからも社会課題に取り組み、企業が求められる責任を果たすための制度やサービスを提供し続けていく所存です。
詳しい情報は、一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会の公式ウェブサイトを訪れてご確認ください。