明光キャリアパートナーズとロイヤルHD、ベトナムでの新たな人材育成へ
2026年2月10日、株式会社明光キャリアパートナーズとロイヤルホールディングス株式会社は、ベトナム・ハノイ大学の学生を対象とした共同の人材育成プログラムを開始しました。明光キャリアパートナーズは、明光義塾を運営する企業で、ロイヤルHDは「食とホスピタリティ」で地域を笑顔にすることをビジョンに掲げる企業です。
このプログラムは、一般財団法人 海外産業人材育成協会が経済産業省からの国庫補助金を受けて推進する寄附講座として実施され、教育、企業、そして公的機関が連携する「教育起点の国際人材育成モデル」を打ち出しています。プログラムでは、日本のレストランビジネスに関する幅広い知識を学びつつ、ベトナムにおけるロイヤルグループの店舗での実践的な研修や、日本での店舗や工場研修も行います。
人手不足が課題に
近年、日本の外食産業では少子高齢化や労働人口の減少が影響し、人手不足が深刻な課題となってきています。このため、多くの企業が海外展開を進める中で、優秀な人材の確保や育成が重要視されています。また、外国籍人材の受け入れが増加する中で、職場の定着を図るための教育やキャリア支援の不足が浮き彫りになってきました。こうした背景を考慮して、明光キャリアパートナーズとロイヤルHDは、教育を基盤にした国際人材育成の新しいモデルを設計しています。
プログラムの内容
このプログラムでは、ベトナムのハノイ大学で日本語を学ぶ学生たちに、日本のレストランビジネスについて座学を通じて基礎を教えつつ、実務経験も積めるようにロイヤルグループの店舗での研修が行なわれます。これにより、日本式のホスピタリティや経営マインドを総合的に身に付けさせることが目指されています。単なる職業体験にとどまらず、企業への共感や帰属意識を育てることが重視されるこのプログラムは、将来的には国際的な事業展開を支える人材へと成長するための学習プロセスを設計しています。
持続可能な人材育成の取り組み
明光キャリアパートナーズとロイヤルHDは、「育成・定着・活躍」を一体化した持続可能な国際人材循環を実現することを目指しています。外国籍人材が企業内で長期的に活躍できる環境作りに重きを置き、企業の理念や価値観への理解を深めることで、成長し続けられるサポートを行います。教育の段階から企業理解と職業理解を深めることで、定着と活躍を前提とした人材の育成を目指しています。
将来に向けたビジョン
両社は、このプログラムを通じて「技術・人文知識・国際業務」の在留資格で活躍できる幹部人材の育成を視野に入れています。「教育→体験→雇用→定着→活躍」という流れの循環を通じて、国際的な事業展開を支える人材の長期的なキャリア形成を支援し、グローバルな経営基盤の強化を図る計画です。今後は、ハノイ大学を含む現地の教育機関との連携を強化し、持続可能な人材育成スキームを構築していく方針です。
この取り組みは、外食産業に限らず、外国籍人材を受け入れる国内事業者に対し、中長期的な人材確保と安定的な事業運営をサポートする新しいモデルとして展開されることが期待されています。