産学官連携を通じたイノベーションの加速
一般社団法人「WE AT」は、社会課題の解決に向けたイノベーションを促進するため、新たに6社が会員として加わったことを発表しました。最近では京都大学イノベーションキャピタル、日産自動車、三井住友信託銀行、三菱電機、パナソニック ホールディングス、三井住友銀行の計6社が参画し、画期的なプランの実施を目指します。
WE ATの目指すビジョン
WE ATは、OECDが提唱する「well-being framework」やウェルビーイング・エコノミーに基づき、経済、自然、人的、社会の各資本が相互に組み合わさり、新たな価値を生み出す社会を目標としています。特に、深刻化しているグローバルな社会課題を解消する方法として、スタートアップの新技術、大学の知見、大企業の市場開発スキルの融合が重要とされています。
加えて、WE ATはこの取り組みを支えるために、東京大学や京都大学を含む国内の主要大学、大企業群、ベンチャーキャピタルとの協力を基にしたグローバルスタートアップエコシステムの構築を進めています。
ピッチコンテスト「WE AT CHALLENGE 2024」の開催
本年11月27日に東京で開催される予定の「WE AT CHALLENGE 2024」では、シンガポールのTEMASEK FoundationやVERTEX Groupなどとも連携しながら、アジア最大級のウェルビーイング祭典を目指します。このコンテストは「Global Liveability」「Healthy Life」「Living & City」という3つのトラックを設定し、世界中からの応募者を募りました。
これまでに32カ国から集まった参加者は、スタートアップから学生、社内起業家に至るまで多様です。このイベントは新しいアイデアやビジネスモデルを通じて、社会に良い影響を与えることを目的としています。
ピッチイベントの詳細はまだ発表されていませんが、参加希望者は特設サイトからエントリー可能です。
WE ATのさらなる展望
WE ATは、社会問題を扱う新しいアイデアが生まれる環境を提供することにより、イノベーションを加速させることを視野に入れています。新たに加わった企業たちと共に、社会起業家の育成、スタートアップ企業の成長支援に向けたイベントを開催し、このエコシステムをより一層力強いものにしていく予定です。
また、エコシステムの強化と拡大を図ることで、多くの人々や企業に貢献し、幸福な未来を構築していくことを目指します。国内外の老舗企業や大学と連携しながら、素晴らしい社会変革が起こることが期待されます。
結論
WE ATの取り組みは、単なる社会課題解決を超え、持続可能な経済と社会の実現を目指すものです。新たなメンバーの参加により、より多くのイノベーションが生まれることが期待されており、今後の展開から目が離せません。