リーガルテックが知財業務を変革!
2025年9月26日、東京都を拠点にするリーガルテック株式会社が、生成AIと知的財産分野の技術を融合させた新たなプラットフォーム「知財AI™」を発表しました。このサービスは、特許の出願から経営戦略としての知的財産活用まで、一貫して支援できる力を持っています。特に、中堅企業や研究機関向けに特化した支援が行われるため、これまで以上に知財業務の効率化が期待されています。
知財業務の各フェーズを網羅する知財AI™
知財AI™は、以下のような機能を備えており、発明の創出から特許調査、出願、さらには知財戦略の策定までを一手にサポートします。
- - 発明発掘支援:技術文書や研究ノートなどの非構造データを解析し、特許化可能な発明を抽出。
- - 特許調査:生成AI「MyTokkyo.Ai」を活用し、高速かつ高精度な特許検索を実現。先行技術や類似出願を網羅的に検出します。
- - 出願ドラフト生成:AIが請求項や明細書などの出願文書を自動生成し、高品質な書類作成をサポート。
- - 知財戦略支援:市場動向や企業の技術ポートフォリオをAIが分析し、事業戦略に連携した知財戦略を提示します。
中堅企業・研究機関向けに特化した導入モデル
リーガルテック社は、大企業と比べて知財人材が限られる中堅企業や大学、研究機関向けに、段階的に導入可能な「知財AI™ ライトプラン」の提供も計画しています。このプランでは、ユーザーインターフェースを簡易化し、操作説明や活用テンプレートを標準で搭載することで、専門知識がなくても利用できる環境を整えます。その結果、地方の製造業や中小研究所においても特許戦略の高度化が期待されるのです。
経済成長に寄与する知財業務の民主化
この取り組みは、経済産業省の中堅企業の知財経営支援に向けた方針とも連携が可能です。「知財AI™」を導入することにより、これまで属人化していた知財業務がデータに基づく戦略的な運用に変革され、産業全体の知的競争力の向上に寄与することが期待されます。
さらなる機能拡充へ向けた展望
リーガルテック社は、今後特許庁とのデータ連携や学術論文データベースの統合、企業内のナレッジとの自動連携など、高度な機能の実装を進める予定です。また、AIを活用した知財教育の支援や特許評価エンジンの搭載も視野に入れています。
「知財AI™」は知的基盤を支える未来型パートナーとして、ますます多くの企業や研究機関での活用が期待されています。
リーガルテック株式会社について
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設立:2021年3月
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代表取締役社長:佐々木 隆仁
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所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
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URL:
リーガルテック株式会社
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事業内容:特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」、自社専用AIプラットフォーム「AI IPGenius」などの開発・提供を行う。