TBMと多賀城市の連携
2024-10-10 21:35:43

TBMと多賀城市が目指す持続可能なまちづくりとは?

TBMと多賀城市が目指す持続可能なまちづくりとは?



株式会社TBMと宮城県多賀城市は、11月10日に包括連携協定を締結しました。この協定は、両者が連携して「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた地球温暖化対策を強化し、地域のビジネスマッチングや新事業の創出を図ることを提案しています。ここでは、この連携が目指す目的や具体的な取り組みについて詳しくご紹介します。

環境問題の重要性



昨今では気候変動や環境問題が深刻化しており、持続可能な開発目標(SDGs)や資源循環に関する取り組みが企業や自治体に求められています。TBMは、2021年に宮城県多賀城市に環境配慮型素材「LIMEX」の量産プラントを設立しました。そこで製造されるLIMEX素材は、プラスチックや紙の代替品として、さまざまな企業に広く普及しています。

TBMはさらに、今年の1月にダボス会議で発表した「CR LIMEX」という新素材にも注目されています。この新素材は、カーボンリサイクル技術を使っており、温室効果ガスの排出削減に寄与することを目指しています。これらの取り組みが、多賀城市とTBMの協力によって加速されることが期待されています。

包括連携協定の概要



今回の協定により、TBMと多賀城市は以下の取り組みを進めていくことになります。

1. カーボンリサイクル素材の開発


TBMが開発するCR LIMEXの普及を通じて、低炭素素材の社会実証を進めます。これにより、より多くの企業が環境に配慮した素材を取り入れられるようになります。

2. 環境配慮型素材の普及促進


環境に優しい素材や製品の啓発活動を行い、多くの人々にその重要性を理解してもらうことを目指します。

3. ビジネスマッチングと創業支援


多賀城市内でのスタートアップエコシステムの形成に寄与し、地域の企業や起業家との連携を深めていきます。これは、地域の経済を活性化させる重要なポイントです。

4. 脱炭素・循環型社会に向けた活動


環境教育や啓発事業の支援を行い、地域の事業者に対して脱炭素経営の普及を図ります。また、中小企業の排出量の算定支援も行うことで、より多くの事業者が環境への配慮を行えるようサポートします。

地域の発展に寄与する協定


この協定を締結するにあたり、多賀城市長の深谷氏は、協定が市の発展に大きく貢献することを期待しています。また、TBMのCPMである笹木氏も、この協定が地域社会に良い影響をもたらすと強調しました。

TBMとしては、環境に配慮した素材の持つポテンシャルを最大限に引き出し、持続可能な社会の実現に向けて、地域の企業と一体となって活動していく考えです。

LIMEXとCR LIMEXについて


TBMが開発したLIMEXは、無機物を主成分とした環境配慮型の複合素材です。脱炭素社会を実現するためには、この素材の普及が欠かせません。さらに、CR LIMEXはCO2の再利用を通じて環境負荷を大幅に減らすことができるため、今後の展開に期待が集まっています。

この包括連携協定を足掛かりに、TBMと多賀城市の協力がどのように進展するのか、引き続き注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社TBM
住所
東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル15F
電話番号
03-6268-8915

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