PtWAVEの登場
2025-05-27 11:56:20

プラチナバイオ、革新的ゲノム編集ツール「PtWAVE」を発表

プラチナバイオが「PtWAVE」を発表



広島県東広島市に本社を置くプラチナバイオ株式会社(以下、PtBio)は、ゲノム編集活性測定のための新しいソフトウェア「PtWAVE(ピー・ティー・ウェーブ)」を新たにリリースしました。この革新的ツールは、高感度かつ高精度での測定が可能なため、製薬やバイオ業界において注目されています。

ゲノム編集の新たなステージへ



PtWAVEの最大の特徴は、従来のTIDE解析では検出が難しかった最大200bpの大規模インデル(欠失・挿入)を検出できる点です。この機能により、ゲノム編集の活性をより正確に評価できるようになりました。広島大学との共同研究によってその性能が実証され、その結果は国際的な学術誌「BMC Bioinformatics」に論文として発表されています。

ユーザーフレンドリーなウェブツール



PtWAVEはウェブベースの解析ツールとして提供されており、商用利用も問わず無償で利用可能です。ユーザーはブラウザ上で解析パラメータを簡単に設定することができ、ゲノム編集の活性評価結果をすぐに視覚的に確認できます。これにより、短期間かつ低コストでゲノム編集の活性評価を行えるため、特に製薬企業やバイオテクノロジー企業において活用が期待されています。

多様な応用可能性



PtWAVEにより、ゲノム編集解析の効率が大幅に向上することが予想されます。検出範囲が広いため、オフターゲット評価や遺伝子改変作物の開発など、さまざまな分野での利用が進むでしょう。これにより、品質管理や新製品の開発など、バイオ業界における主要なプロセスにPtWAVEの導入が可能となります。

プラチナバイオのミッション



PtBioは「生物機能をデザインして社会課題を解決する」というミッションのもと、バイオテクノロジーを用いて未来を切り開くことを目指しています。2019年に設立された同社は、広島大学の山本卓教授らが開発した国産ゲノム編集技術「Platinum TALEN」を中心に、研究と実用化の促進に取り組んでいます。

まとめ



プラチナバイオの新たなゲノム編集活性測定ツール「PtWAVE」は、これまでの技術に革命をもたらすことでしょう。バイオ業界だけでなく、農業や食品産業など多方面での活用が期待されており、今後の発展が注目されます。情報は公式ウェブサイト https://www.pt-bio.com/ からもご覧いただけます。


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会社情報

会社名
プラチナバイオ株式会社
住所
広島県東広島市鏡山3-10-23
電話番号

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