アバター事業が始動
2025-07-02 10:37:51

SMBCバリュークリエーションとAVITAの新たなアバター事業への挑戦

共同事業のスタート



株式会社三井住友銀行の子会社であるSMBCバリュークリエーションとAVITAが、新たにアバターを活用した共同事業を始めることが発表されました。両社は技術とノウハウを融合させることで、日本企業の生産性向上を目指しています。SMBCバリュークリエーションは、金融庁からの認可を受けて、他業銀行業の高度化等への転換も図っており、これによりより具体的なサービスの提供が可能になります。

日本の企業が抱える課題



現在、日本の中堅・中小企業は人口減少による人手不足に直面しており、業務効率化や生産性向上が急務となっています。多くの企業は高コストや導入期間が長いことを理由に、必要な改革が進んでいないのが実情です。このような社会課題を解決すべく、SMBCグループは2023年9月にAVITAとの基本合意書を締結し、アバター及び生成AIなどの技術を活用した協業の検討に取り組んできました。これまでに実施した実証実験では、アバター技術を用いることで、利用者の利便性が向上し、企業の業務効率化や従業員の働き方の多様化に寄与できる可能性が確認されています。

具体的な取り組みの内容



今回の共同事業では、AVITAが独自に開発したアバター接客サービス「AVACOM」や、AIを用いたロールプレイ支援サービス「アバトレ」といったアバター関連サービスを、SMBCバリュークリエーションが持つ先端技術と組み合わせていく予定です。これにより、幅広い顧客に業務効率化やデータ活用支援サービスを提供することが目指されています。SMBCバリュークリエーションは、RPAツールに係るライセンス販売も取り入れることで、生産性向上をより一層強化していく方針です。

今後の展望



両社は今後、AVITAの先端技術とSMBCバリュークリエーションのコンサルティングノウハウを活かし、接客業務からバックオフィス業務に至るまで、多様な業務の生産性向上を支援する新たなソリューションを共同開発していく予定です。これにより、アバター技術とAIを活用した人と社会の新たな繋がりを生む温かみのあるデジタル変革(DX)が実現されることが期待されています。さらに、多様な働き手が自分らしく活き活きと働ける社会の実現に向けても大きな貢献を果たすことができるでしょう。

企業概要



AVITA株式会社



  • - 代表者: 石黒 浩
  • - 事業内容: アバターおよび生成AIを活用したサービス開発(接客サービス「AVACOM」など)、マーケティング支援、アバター制作受託、BPaaS提供。

SMBCバリュークリエーション株式会社



  • - 代表者: 栗本 雄太
  • - 事業内容: 先端技術を用いた生産性向上施策の設計・導入・運用、コンサルティング業務、ソフトウェアライセンス販売。

三井住友フィナンシャルグループ



  • - 代表者: 中島 達
  • - 事業内容: 銀行業及び子会社の経営管理。

三井住友銀行



  • - 代表者: 福留 朗裕
  • - 事業内容: 銀行業。

この共同事業は、日本の企業が直面する課題を解決し、未来の働き方を革新する重要なステップとなりそうです。


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会社情報

会社名
AVITA株式会社
住所
東京都目黒区下目黒1丁目8番1号アルコタワー18階
電話番号

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