地域再生をサポートする新プロジェクト「KINBAN」
日本が直面する少子高齢化や人口減少の波に対して、アクティブ・ソーシング・ジャパン株式会社(ASJ)が新たなプロジェクト「KINBAN」を発表しました。2025年12月15日から始まるこのプロジェクトは、特に人口が3〜10万人の中小自治体に焦点を当てており、地域の社会経済の活性化を目指します。
KINBANの目的とは?
「KINBAN」という名前は、明治時代から地域の治安を守ってきた「KOBAN交番」に由来しています。この新しい「KINBAN」は、地域が直面している課題を解決し、さらなる発展を目指すための支援ツールとしての役割を果たします。主に、若者の流出や高齢化による人口減少、地場産業の衰退、老朽化するインフラ、地域のコミュニティの減少など、様々な問題に対処します。
特に、若年女性人口がここ30年で半減すると予測される239市の存在は、自身の将来を懸念させる問題として注目されています。これらの「消滅可能性自治体」に共通する課題を明確にし、地域の魅力を最大限に活かすことが求められています。
KINBANの具体的なアプローチ
「KINBAN」は、各自治体専用の情報を集めた『ポータルサイト』を設けることで、情報の発信力を強化します。現在、多くの地域では、企業や団体が個別にサイトを持ち、それぞれの立場で情報を発信していますが、これでは地域全体の情報が一元化されず認知が低下します。
新たに構築されるKINBANポータルサイトでは、地域に関する情報を一つの場所に集約し、「この地域について知りたいならここを見れば良い」という明確な入口を提供します。これにより、地域の認知度の向上やブランディングの確立に寄与します。
KINBANの構成
KINBANは以下の三つのサイトで構成されています。
1.
PRサイト: 地域の魅力や特徴を発信します(自然、風土、歴史、文化、産業)。
2.
情報サイト: 住民の日常生活に必要な情報を提供します(買物、医療、福祉、雇用など)。
3.
広報サイト: 自治体の取り組みを紹介し、地域の課題解決に向けた情報を提供します。
このようなポータルサイトの存在により、地域に関する情報がより伝わりやすくなります。
モデル自治体の募集と今後の展開
アクティブ・ソーシング・ジャパンは、全国の中小自治体を対象に、KINBANの-model自治体を無償で募集中です。この取り組みにより、モデル自治体の成果を活用し、同様の課題を持つ他の自治体へKINBANの利用を促進していく予定です。
地域が抱える問題を解決し、自治体、事業者、住民が協力して地域を活性化させる仕組みを作り出す「KINBAN」。地域の認知度を向上させ、さらなる発展に寄与することが期待されています。
お問い合わせ
プロジェクト責任者: 森崎利直
電話: 044-455-4826
メール:
[email protected]
URL:
アクティブ・ソーシング・ジャパン公式サイト