マレーシアでのサービスデザイン教育プログラム
2023年7月27日から30日の4日間、フォーデジットがマレーシア日本国際工科院(MJIIT)でサービスデザイン・ブートキャンプを開催しました。このプログラムは、同院に通う学生を対象としており、フォーデジットによるサービスデザイン教育がマレーシアで初めて実施されたことになります。合計32時間にわたって、参加者はサービスデザインの基礎を学び、実践的な活動を通じてスキルを向上させました。
実施の背景
フォーデジットはこれまで、タイの大学においてサービスデザイン教育を行ってきましたが、今回のMJIITでのプログラムは、東南アジアにおける人材育成の一環として位置づけられています。この取り組みは、一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)の寄附講座事業にも含まれており、国際的な人材育成を通じた経済発展に寄与することを目指しています。
AOTSは、日本の技術や知識を海外に伝えるための機関であり、MJIITでは日本型の工学教育を実施しており、実践力を備えた技術者を育成することに注力しています。サービスデザインの概念は、MJIITの教育理念とも非常にマッチしており、学生が実際にユーザー視点で課題を捉え、具体的なサービスを構築する能力を高めるものです。
ワークショップの具体的な内容
ブートキャンプには、MJIITの学生10名とフォーデジットの講師2名が参加しました。「大学1年生のためのオンボーディング・ソリューション」というテーマのもと、基礎講義から始まり、模擬ユーザーリサーチやペルソナ設定、ユーザージャーニーの作成、アイデア創出、シナリオ作成へと進んでいきました。最終的には各チームがサービスプランを発表し、専門家からフィードバックを受けることができました。
このワークショップを通じて、学生たちはサービスデザインについての知識を深めただけでなく、異なる専門分野の仲間と協力する中で問題解決のスキルを磨きました。MJIITのシャフィーナ先生も「学生たちが自信を持って自分の意見を発表する姿が印象的だった」と振り返っています。
今後の展開
今後、フォーデジットはMJIITとの連携を強化し、サービスデザイン教育プログラムのさらなる実施を検討しています。特に、先に受講した学生が次の講座でサポート役を務めることで、学びが広がる仕組みを構築することを目指しています。また、インターンシップなども視野に入れ、学生との交流を促進していく考えです。
フォーデジットの代表である田口亮氏は、「東南アジアのデザインシンキングへの関心が高まる中、実践的なサービスデザインを学べる機会がまだ限られている」と述べ、今後の活動の重要性を強調しています。デザイン教育を通じて、日本と東南アジアの人材育成に寄与するというビジョンを持ち続けています。
まとめ
フォーデジットの取り組みは、デジタル経済の発展とともに、サービスデザインの実践的な学びを学生に提供することに寄与しています。今後も教育機関と協力し、次世代のデジタル・デザイン人材を育成していく成果が期待されます。