AMAPEの新機能登場
2025-01-07 12:26:22

M&Aの新時代を切り開く「AMAPE」譲渡案件掲載機能の導入

M&Aの新時代を切り開く「AMAPE」譲渡案件掲載機能の導入



近年、企業の後継者問題が深刻化する中、M&A(合併・買収)に対する需要が急速に増加しています。特に、企業の経営者が高齢化していることから、適切な事業承継手段を求める声が高まっています。そんな中、M&A仲介事業を展開する株式会社ペアキャピタルが運営するプロ向けプラットフォーム「AMAPE(アメイプ)」が新しい機能を発表しました。この新機能は、譲渡案件を掲載することができ、透明性の向上と成約件数の最大化を目指しています。

M&Aニーズの高まりとその背景


2025年には、日本国内の企業の約3分の1に当たる127万社が後継者不在の問題を抱えると言われています。この問題は「団塊世代」の経営者が75歳以上になり、経営者の高齢化が進むことで深刻化しています。2023年においても、企業の休廃業や解散の件数が過去最多を記録しました。この背景には、経営者の高齢化、事業承継者不足、運営のための人材不足が影響しています。

このような現状に対し、M&Aは有力な解決策として注目を集めています。多くの企業が成長戦略としてM&Aを選択していることから、それを支援する企業も次第に増えてきています。ただし、98.5%のM&A支援企業が10人未満の小規模な体制で業務を行っており、リソース不足が課題です。また、譲受検討企業が自身のニーズを全M&A支援企業に伝える手段がないため、一部の企業のみが情報の優位性を持つという状況も問題視されています。

AMAPEの新機能「譲渡案件掲載機能」の概要


この課題を解決するために、AMAPEが新しく導入したのが「譲渡案件掲載機能」です。これは譲受検討企業が譲渡を検討する売り手企業の情報を掲載できるもので、全てのM&A支援企業が平等に情報を受け取ることができる仕組みです。この機能の提供は2025年1月7日から開始され、AMAPEへの登録後、すぐに利用可能になります。デザインも改良され、使いやすさが向上しています。

この新機能により、譲渡案件の情報が一部のM&A支援企業に偏ることなく、広く流通することが期待されます。これにより、情報の非対称性を解消し、M&Aプロセスの透明化や成約件数の増加が図られるでしょう。

AMAPEの文脈と今後の展望


ペアキャピタルの代表取締役田中哲氏は、「M&Aを身近な存在にしたい」というビジョンを掲げ、AMAPEを通じてM&Aの情報流通を均一化するとしています。また、このプラットフォームはM&A支援企業間の情報連携も強化し、取引の安全性を向上させることを目指しています。譲受検討企業がM&A支援企業を評価する制度も導入予定で、業界全体の信頼回復にも寄与することが期待されています。

まとめ


M&A業務が進化を遂げる中、AMAPEの新しい機能は、企業の継続的な成長や後継者問題の解決に向けて大きな一歩と言えるでしょう。今後もAMAPEは、より使いやすく、効果的なM&Aプラットフォームを目指し、業界の透明性と活性化に寄与することが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社ペアキャピタル
住所
東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイス31階
電話番号
03-6456-3481

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