持続可能な社会を目指して、タイガー魔法瓶がステンレスボトルを再資源化
タイガー魔法瓶株式会社は、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップを踏み出しています。2021年10月から開始されたステンレス製ボトルの回収と再資源化プロジェクトは、今年で4年目を迎え、累計で約145,000本のボトルを回収することに成功しました。
この取り組みは「クールアース・デー」である7月7日を前に報告され、直近の半年間だけでも約55,000本が集まりました。このプロジェクトに対する反響はSNSでも広がっており、「メーカー問わずリサイクルできてありがたい」や「古い水筒の処分方法がわからず困っていた」といった声が寄せられています。タイガー魔法瓶のRE:ボトル専用Webページでは、全国の回収BOXの設置場所も紹介されています。
ステンレス製ボトルの回収と再資源化プロセス
このプロジェクトの特徴は、不純物が混ざらない状態でステンレス製ボトルを一括回収できることです。これにより、リサイクル業者での再資源化作業が大幅に効率化され、純度の高いステンレス素材を確保できます。具体的なステップは以下の通りです:
1.
ボトルの回収: 全国に493か所設置された回収ボックスから不要なボトルを集めます。
2.
リサイクル業者に引渡し: 回収されたボトルは専門業者に引き渡され、ボトル本体とキャップに分別されます。
3.
再資源化: ボトルから再生されたステンレス原料とPP樹脂を新たな製品に生まれ変わらせます。
4.
新たな製品の生産: 再生された素材は、様々なステンレス製品として私たちの生活の中に戻ってきます。
環境への配慮とSDGs
タイガー魔法瓶は、サステナビリティへの取り組みとして、「NO・紛争鉱物」「NO・フッ素コート」「NO・丸投げ生産」「NO・プラスチックごみ」という4つの約束を掲げています。また、スポーツ観戦や音楽フェスティバルではマイボトルの推進活動を行い、多くの人々に再利用の重要性を伝えています。
さらに、同社では製品の製造停止後も10年間の修理サービスを提供し、部品を保有していることで、お気に入りの製品を長く使えるよう配慮しています。このような取り組みは、製品を長持ちさせることで、環境への負荷を軽減することにつながります。
今後の展望
タイガー魔法瓶は、今後も全国の自治体や企業と協力しながら、サーキュラーエコノミーの実現に向けた活動を拡張していく予定です。使用済みのステンレス製ボトルがご家庭にある場合は、ぜひ回収ボックスをご利用ください。皆様の協力が、持続可能な社会へとつながります。
詳細は
こちらのWebページでご覧いただけます。