阪急交通社、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を守る
株式会社阪急交通社は、持続可能な社会の実現に向けて積極的に環境保全に取り組んでいます。2024年7月27日(土)、同社は世界遺産である「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部である高野参詣道女人道の道普請を行いました。
この道普請は、雨量の多い高野山に位置する参詣道の傷みを修繕し、未来の世代にその美しい風景や文化的価値を引き継ぐための重要な活動です。本活動は2014年から始まり、悪天候や新型コロナウイルスの影響で延期を経た後、登録20周年となる年に再開されました。
「紀伊山地の霊場と参詣道」は、信仰の道として登録されている貴重な世界遺産であり、全長約350kmの道は山中に広がる狭い道が特長です。年間を通じて雨が多く、しばしば災害が発生する地域であるだけに、その保全は非常に重要です。特に、道の大半が1m幅程度であったり、山の中にあるため、多くの人々の理解と協力が必要です。
今回の道普請では、和歌山県の関係者から道普請の意義を理解した後、阪急交通社の従業員33名が高野参詣道女人道の浸食された部分に約1トンの土を入れ、修復作業を行いました。また、作業の後には高野山案内人と共に奥之院を訪れ、「弘法大師御廟」を参拝し、その文化的背景についても理解を深めました。
阪急交通社では、訪問者を対象にした周遊型ツアーや、語り部と共に歩く世界遺産の旅を提供しており、年間を通じて多くのお客様にこの「信仰の道」を案内しています。
今後も阪急交通社は、日本の美しい自然や歴史、文化を未来に残すため、環境保全活動とサステナビリティ活動を継続していく意向です。
道普請の詳細
- - 日時: 2024年7月27日(土)11:15~12:15
- - 場所: 高野参詣道女人道(大門北側)周辺
- - 参加者: 阪急交通社の従業員とその家族33名(関西在住、年齢層は8~60代)
- - 共催: 阪急阪神ホールディングス株式会社の「未来のゆめ・まちプロジェクト」
阪急交通社のサステナビリティ活動の詳細は、公式ウェブサイトで確認できます。