株式会社100(ハンドレッド)と株式会社NOMALのHubSpot再設計プロジェクトが話題を呼んでいます。東京都世田谷区に本社を持つ株式会社100は、法人向けのアート企画を展開する株式会社NOMALのCRM導入と運用支援を行い、その成果を公開しました。この取り組みにより、1,000万円以上の大型契約を獲得し、アプローチ漏れをゼロにし、さらに業務の工数を10時間削減することに成功しました。
HubSpot導入の背景
株式会社NOMALは『チャレンジする人の背中を押す事業を創り続ける』というビジョンのもと、オフィス空間にアートを取り入れたウォールアート事業を展開しています。しかし、彼らの営業活動は以下のような課題に悩まされていました。
- - 手作業による営業管理の非効率性: 現在の営業管理方法では案件や顧客情報が属人的で、効率化が進んでいない状況。
- - 未活用のコンタクト情報の散在: 過去に取得した1万件以上の顧クト情報が活用されておらず、営業活動に貢献できていない。
- - 商談スケジュール調整の煩雑さ: 手動でのスケジュール調整が多くの時間を要し、営業活動に際して負担がかかっている。
これらの問題解決を目的に、2020年にHubSpotを導入することが決まりました。
課題の解決策と成果
HubSpotの導入当初は基本機能の利用に留まりましたが、その後の再設計プロジェクトを通じて、営業プロセス全体を見直すことに成功しました。その結果、以下のような成果をあげました。
- - 顧客情報の一元管理: 1万件以上のコンタクト情報をHubSpotに統合し、営業チームが情報を共有可能にしました。
- - フォローアップの仕組み構築: HubSpotのライフサイクルステージ機能を用いて、適切なアクションが自動でトリガーされる仕組みを設けました。これにより、アプローチ漏れを防止。
- - スケジュール調整のデジタル化: HubSpotのミーティングリンク機能を活用し、顧客はワンクリックで予約可能となり、日程調整の手間を大幅に削減しました。
具体的な成果
このプロジェクトの結果として、以下のような具体的な成果が挙げられます。
1.
大型契約の獲得: メルマガ開封のデータを基に、タイミングを逃さずに接触し、1,000万円以上の契約を獲得することができました。
2.
アプローチ漏れゼロの実現: 膨大だった未活用のコンタクト情報の整理が行われ、営業チームは進行中の案件をリアルタイムで管理。これにより全くフォロー漏れが無くなり、商談化率も向上しました。
3.
月工数10時間の削減: 見積書作成や請求プロセスの自動化が実現し、営業担当者がよりコアな業務に集中することができるようになりました。
事例の詳細
株式会社100ウェブサイトでは、株式会社NOMALのHubSpot再設計プロジェクトの詳細が公開されています。営業管理の効率化や顧客情報の一元化の取り組みを詳しく読み取ることができ、PDF版も無料でダウンロード可能です。これは営業やマーケティングの効率化を目指す企業にとって、非常に有用な資料となるでしょう。
結論
株式会社100と株式会社NOMALの取り組みは、営業活動のデジタル化や効率化において成功事例を示しています。今後、このような取り組みが多くの企業で広がることが期待されます。