BIPROGY、Mattrzを連結子会社化
BIPROGY株式会社は、デジタルマーケティングのソリューションを中堅・中小企業に提供するMattrz株式会社の株式を100%取得し、2025年8月29日付けで連結子会社とすることを決定しました。この決定により、BIPROGYはMattrzの持つサービスと販売網を活用して、中堅・中小企業向けのDX化支援事業を強化していきます。
中堅・中小企業(DX)支援の重要性
中堅・中小企業(SMB)にとって、業務効率化と売上拡大は喫緊の課題です。特にデジタルマーケティングの力を強化することは、競争の激しい市場で生き残るために必須です。BIPROGYは2022年から、SMBの生産性向上を目指した「SMB-DX事業」を展開しており、IT診断を通じて業務効率化をサポートしてきました。
Mattrzは、設立以来1,300以上の契約を持ち、Web接客ツール「MATTRZ CX」などのデジタルマーケティングソリューションを提供しています。両社の連携により、更なる相乗効果が期待されます。
連結子会社化の狙い
1. 支援領域の拡大
BIPROGYはMattrzを子会社化することで、サービス提供の幅を広げます。従来のバックオフィス業務の効率化に加え、SMBのためのデジタルマーケティングのサポートも行います。これにより、製造小売業やサービス業などにおけるSMBのデジタルマーケティングを前進させ、売上向上を図ります。
2. カスタマーサポートの活用
Mattrzの高品質なカスタマーサポートを基盤に顧客のニーズを把握し、最適なソリューションを提案していく方針です。このアプローチは、顧客の理解を深め、より良い支援を可能にします。
3. 新たな価値創出
Mattrzの経験と資産を活用し、BIPROGYの強みと組み合わせることで、新たな価値を生み出そうとしています。これはSMB支援の経験を基にした、新しいビジネスチャンスを創出する道でもあります。
Mattrz社の概要
Mattrz株式会社は、東京都千代田区に本社を置く企業で、デジタルマーケティングに特化したソリューションを提供しています。代表取締役の横川慶毅氏が経営する同社は、2018年に設立され、以来高い実績を誇ります。現在、様々なデジタルマーケティングの手法を駆使して、クライアントの売上拡大を支援しています。
今後の展望
BIPROGYは、Mattrzとの協力によりSMBの支援体制を強化し、2029年までに年間売上30億円を目指します。この取り組みは、単に企業の利益を上げるだけでなく、地域創生や経済の活性化にも寄与することを目指しています。
BIPROGYとMattrzの連携により、今後もSMBの生産性向上とDX化の促進が期待されます。デジタル技術の進展を背景に、中堅・中小企業が持続的に成長できるよう、両社は更なる取り組みを進めていきます。