酒田で小学生向けアントレプレナーシップ教育が始動！創立50周年記念事業とは

酒田市立琢成小学校で始まるアントレプレナーシップ教育

令和7年、酒田市立琢成小学校は創立50周年という大きな節目を迎えます。この記念すべき年に、一般社団法人まなびぱれっとと一緒になり、アントレプレナーシップ教育プログラムを1年間にわたり展開することが決まりました。これは、子どもたちに未来の起業家精神を育むための、新しい教育の形です。

プログラムの背景

この取り組みは、酒田市の中心地であるSHIBUYAQWSを活用したマッチング事例として注目されます。また酒田市教育委員会や産業振興まちづくりセンターサンロクと連携して進められており、地域全体の教育力を高める狙いもあります。まなびぱれっとは、教育に関わる人々が安心して交流し、協力できる未来を目指す団体です。この団体が持つノウハウと琢成小学校の既存の教育活動を組み合わせることで、子どもたちに起業家の芽を育てていきます。

調印式の実施

プロジェクトの始動にあたり、令和7年4月28日、酒田市立琢成小学校で調印式が行われました。校長の小松泰弘氏とまなびぱれっとの代表である小泉志信氏が出席し、双方の取り組みを正式にスタートさせました。この調印の背景には、地域との協力を重視し、子どもたちの教育をより充実させるための強い意志が表れています。

具体的な取り組み内容

今後1年間、琢成小学校ではアントレプレナーシップ教育を本格的に実施します。PTAや地域の人々との連携を深めつつ、教員による毎月の研修を通じて、教育内容の質を高めていく予定です。特に重要なのは、地域の方々を巻き込んだカリキュラム作成や授業運営のノウハウを共有し、子どもたちにとって意味のある学びを提供することです。

アントレプレナーシップ教育の特色

少し具体的に内容を掘り下げると、「アントレプレナーシップ教育」は単なるビジネスのテクニックを教えるだけではありません。子どもたちが持つ夢やアイデアを育てることに主眼を置いています。7月11日には「琢成アントレの日」を設け、特別なイベントも予定されています。この日は、子どもたちが自らのアイデアを発表し、地域の人々と共にその実現に向けて考える機会となります。

まなびぱれっとのビジョン

一般社団法人まなびぱれっとの代表理事である小泉志信氏は、「子供たちがやりたいことができる環境を作ることが最も重要だ」と述べています。教育現場に身を置きながら、地域の魅力を最大限に活かす活動を実現したいと強調しました。また、地域の皆さんとの交流を通じて、自身も多くのことを学ぶ意義を感じているとのことです。