株式会社Shirofuneが広告運用自動化機能を強化
株式会社Shirofuneは、東京都中央区に本社を置く広告運用自動化ツールの開発・提供企業です。この度、同社は「Shirofune」に新たな機能を追加し、ブランド認知を獲得するためのデジタル広告運用の自動化をさらに進化させました。その具体的な内容について詳しく見ていきましょう。
進化する広告運用のニーズ
デジタル広告のトレンドは時と共に変化してきましたが、近年特に「ブランド認知」が重要視されています。これまで日本の広告業界は、クリック数やコンバージョン、CPC(Cost Per Click)、CPA(Cost Per Acquisition)などの下位ファネルを重視する傾向が強く、広告の効果は短期的な成果に偏っていました。
しかし、消費者の購買判断にはブランド認知や好意といった上位ファネルの要素が大きく影響します。このため、リッチなコンテンツで上位ファネルに目を向ける広告の出稿割合は増加傾向にあります。
Shirofuneの新機能
Shirofuneは、こうした市場の変化に対応するために、ブランド認知獲得広告とパフォーマンス獲得広告を総合的に扱う機能を強化しました。新たに導入されたのは、各種広告媒体のリーチ系指標に基づくレポート機能と、その最大化を目的とした自動入札最適化機能です。これにより、広告運用者は「リーチ」や「フリークエンシー」といった一般指標の評価が容易になり、より効果的な広告展開を図ることが可能になります。
使いやすさと機能性
Shirofuneは「1日10分でプロ品質の広告運用」を可能にする広告運用自動化ツールです。特に、広告運用の経験がない方でも簡単に操作でき、出稿から最適化までをワンストップで実現できます。さらに、AIを活用したクリエイティブ分析も行えるため、動画や静止画のパフォーマンス向上にも貢献します。
運用に関連する業務の自動化により、広告業務の生産性も大幅に改善されており、現在では13,000以上のアカウントがこのツールを利用して広告運用を行っています。このことから、上場企業や成長企業の広告主、さらには大手広告代理店の基幹システムとしても広く採用されています。
海外進出と今後の展開
株式会社Shirofuneは2023年2月から海外展開を開始しており、北米やオーストラリアで導入企業が増加しています。今後はグローバルな市場での成長も期待されています。特に、2025年4月に開催される全米広告主協会主催の『2025 ANA Marketing Technology Innovator of the Year Awards』では、代表の菊池満長氏が「GOLD」賞を受賞する見込みです。これは、Shirofuneの技術やサービスが国際的にも高く評価されている証です。
Shirofuneは進化を続け、広告運用の未来を切り開いています。今後の展開にますます期待が寄せられています。