日産東京販売HDが新たな企業理念と価値観に向けたプロジェクトを立ち上げる
日産東京販売ホールディングスは、自動車業界が直面する大きな変革を背景に、新しい企業理念と8つの重要な価値観を策定しました。この取り組みは、競争の激しい市場の中で、同社が持続的に成長していくための重要なステップです。特に、CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)やMaaS(Mobility as a Service)といった新たな潮流は、自動車業界にとって大きな変化を意味します。
プロジェクト開始の理由
同社は、従来のビジネスモデルや人材育成、ノウハウの継承だけではなく、これらを一段階進化させる必要があると認識しました。10年後、20年後の未来を見据えて,共通の価値観を持つことで、社員全員が同じ目標に向かって進んでいくことが求められています。そのために、社員アンケートを基に企業理念を刷新し、価値観の共有を目指しました。
理念・価値観浸透プロジェクトの進行
新たな企業理念を全社員に浸透させるため、同社はさまざまな施策を立てました。具体的には、「コミュニケーション戦略の立案」「ワークショップのアドバイザリー」「ポスター制作」という3つのプロセスで進められました。
コミュニケーション戦略
プロジェクトの初期段階では、隔週で定例ミーティングを行い、目指す理想と現実のギャップを確認しました。ここでは、ターゲット設定やコミュニケーションプランの設計、効果測定方法についても細かく検討されました。
ワークショップの実施
ワークショップでは、企業理念更新の理由や必要性を社員に伝えるプログラムが組まれ、個人やグループによるディスカッションを通じて価値観の理解を深めていく方法が取られました。参加者は、自身の業務にどのように新しい理念を活かして行くかを考えるアクションプランも策定しました。
ポスター制作
さらに、企業理念や価値観の浸透を促進するために、ポスターを2種類制作しました。第一弾では、理念のスタートを象徴する車のスタータースイッチをモチーフにしています。第二弾は、従業員が自ら撮影した写真を反映させることで、全従業員が共に作り上げるという意識を強調しました。
ワークショップ実施後の成果
プロジェクトの一環として行われたアンケート調査によると、大切にする価値観に基づくアクションプランを97%の社員が実行できており、組織内でのポジティブな反応も多く見られました。ワークショップ自体への満足度も高く、企業理念や価値観の背景に対する理解が深まったという声が多数寄せられています。
今後の展望
日産東京販売HDのプロジェクトは、理念や価値観を単なる言葉にとどめず、実際の行動に結びつける取り組みとして注目されます。今後も継続的にこのプロジェクトがどのように進化していくのか、その動向に期待が寄せられています。
プロジェクトの詳細や成果については、こちらのページで確認できます。
企業情報
株式会社揚羽は、ブランディング支援を行う企業で、様々な業界でのコーポレートブランディングやパーパスブランディングなどを手掛けています。企業理念の策定や浸透を通じて、より多くの企業と共に日本のビジネスシーンを活性化させることを目指しています。