姫路の新オフィスビル
2025-07-28 09:16:56

自然循環型ZEBとCLT工法を採用した姫路の新たなオフィスビル

自然循環型ZEB & CLTオフィスビルが完成



兵庫県姫路市に、新たなオフィスビルが竣工しました。このビルの建設を手掛けたのは、山陽建設株式会社で、2025年7月25日に完成を迎えました。このプロジェクトは、CLT(Cross Laminated Timber)を基にした工法、即ち『LC-core構法』に則り、環境配慮型のZEB(Net Zero Energy Building)を実現することを目的としています。

この新社屋には、合計116.8m³のCLTが使用されており、環境とデザインの両立が図られています。特に注目すべきは、エントランスホールの吹き抜けの空間で、訪れる人々に木材の温もりと美しさを実感させる演出が施されています。

LC-core構法の採用



このオフィスビルは、ZEBの実現を目指した設計がなされており、CLTの床盤の上に、在来小屋組工法とガルバリウム鋼板屋根が組み合わされています。「そよ風」システムを導入し、再生可能エネルギーも積極的に利用することで、エネルギー効率を高めています。加えて、外壁には高い断熱性能が求められ、住環境の向上だけでなく、建物のエネルギー消費の削減へも寄与しています。

地域資源の活用



さらに、地元の建設企業らしい配慮が施されており、兵庫県産の木材がCLTに使用されています。このプロセスにより、地域の森林資源の循環利用が促進され、地域活性化にもつながる取り組みとなっています。これにより、建築物の環境負荷を軽減できるだけでなく、地域の林業の活性化にも貢献しています。

CLT建築の普及拠点へ



このビルは、単なるオフィスビルにとどまらず、CLT建築のモデルとしても位置付けられています。来訪者が五感を通じて木材の特性を体感できるよう工夫された建材の使用は、今後の地元におけるCLTの普及を助ける役割も期待されています。また、内部にはCLT建築に関する展示スペースも設けられており、地域の人々に新しい技術と環境意識を育てる場となることでしょう。

愛称「幸せを運ぶクジラ」



この建物には「A whale that brings happiness(幸せを運ぶクジラ)」という愛称が付けられています。これは、快適で機能的な環境を提供し、顧客やパートナーとの関係づくりを促進するという思いが込められています。

本プロジェクトは、林野庁の支援による『CLT活用建築物実証事業』や、環境省の『LCCO2削減型の先導的な新築ZEB支援事業』に採択されており、持続可能な未来を見据えた取り組みは高く評価されています。


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会社情報

会社名
日本CLT技術研究所
住所
岡山県岡山市北区中仙道二丁目9-11
電話番号
086-246-6667

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