リジェネラティブ農業の最新動向を探る無料セミナー
2025年12月16日、一般社団法人ソリダリダード・ジャパンが主催する「リジェネラティブ農業2025」のセミナーが開催されます。本セミナーでは、気候変動、生物多様性、土壌に関連する農業の発展と、関連する認証制度について最新動向を探ります。
セミナーの目的と背景
近年、企業のサプライチェーンにおいて自然資本に関連する重要性が高まっています。例えば、生物多様性、水、土壌の持続可能性は、企業の戦略において不可欠な要素として認識され始めています。ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する議論はますます広がり、気候変動を中心とした視点から、自然環境や土地利用にまで拡大しています。
このような環境において、リジェネラティブ農業は、地球環境を回復し、持続可能な農業生産を目指す重要なアプローチとして注目されています。その特徴は、土壌や生態系の改善を図るだけでなく、生産の安定性を高める点にあります。これにより、企業や農業者が持続可能な方法でビジネスを展開するための実践的な道筋が示されるのです。
セミナーの内容
本セミナーでは、四つの著名な団体、レインフォレスト・アライアンス、WWFジャパン、コントロールユニオン、ソリダリダードの専門家が一堂に会し、コーヒー、コットン、パーム油など、国際サプライチェーンでの重要作物を中心とした最新のリジェネラティブ農業の実践について分かりやすく解説します。
参加者は、ESGやCSRに携わる企業の担当者から、農業や再生型ビジネスに関心を持つ方まで多岐にわたります。このセミナーは、異なる立場の参加者が情報やアイデアを共有し、具体的な実践に向けた議論を深める場となり、その結果、持続可能な農業の実現に向けての学びが得られることを目指しています。
プログラムの概要
セミナーはオンラインと対面のハイブリッド形式で行われ、日英同時通訳も用意されています。具体的なプログラムは以下の通りです:
- - 14:00–14:20 開会挨拶・趣旨説明(佐藤 寛)
- - 14:20–14:40 主要コモディティにおけるリジェネラティブ農業の全体像(テオ・チェンハイ)
- - 14:40–15:00 レインフォレスト・アライアンスの新基準とリジェネラティブ・アプローチ(一倉 千恵子)
- - 15:00–15:20 土壌健全性を保つ実践(WWFジャパン)
- - 15:20–15:40 Regenagri認証の企業との連携(大村 次郎)
- - 15:40–16:10 パネルディスカッション & Q&A
- - 16:10–16:15 閉会挨拶
このような多彩なプログラムからは、多くの知識と新たな視点を得られるでしょう。
参加方法と費用
参加は対面で12名、オンラインで150名の先着順で、参加費は無料です。事前に参加登録が必要ですので、興味のある方はお早めにご登録ください。
参加登録サイトは
こちら。
ソリダリダード・ジャパンについて
一般社団法人ソリダリダード・ジャパンはオランダに本拠を置く国際NGOで、日本国内では持続可能な農業とサプライチェーンの支援に取り組んでいます。設立以来、小規模農家支援や企業と政府との連携による持続可能なビジネスモデルの構築に注力しています。詳細については公式サイトをご確認ください。
このセミナーを通じて、リジェネラティブ農業の重要性が一層認知され、持続可能な未来に向けた活発な議論が展開されることを期待しています。