京都大学が新たな財務戦略担当者を募集
京都大学は、エン・ジャパン株式会社と連携し、財務戦略担当者を初めて公募する『ソーシャルインパクト採用プロジェクト』を開始しました。このプロジェクトは、2025年9月4日から実施されるもので、大学の自律的な財務基盤を確立するための重要な一歩です。
京都大学の歴史と目的
京都大学は、世界的に著名な研究機関として知られ、125年以上の歴史があります。その中で理系・文系を問わず多様な研究成果を上げており、特にノーベル賞の受賞者数はアジアで最多の11名を誇ります。そうした実績を背景に、京都大学は今後も高いレベルの教育と研究を継続するため、経営改革に力を入れています。
現在、国からの運営費交付金に依存しない財務基盤を作るために、京都大学は「経営改革」に取り組んでいます。これにより、より持続可能な発展を目指しています。2024年に新設されるCFO職には、元経済学研究科・経済学部長が就任し、同氏が率いるCFOオフィスも設置されます。この新組織が、大学内の財務管理や補助金の獲得に関与し、経営改革を推進していく計画です。
財務戦略担当者の役割
CFOオフィスには、現在約20名が在籍していますが、高度な財務戦略における専門知識を持つ人材が不足している状況です。そこで、エン・ジャパンの協力を得て、財務戦略の立案や実行を行う専門家を公募するに至りました。新たに募集される「財務戦略担当者」は、CFOオフィスの重要なメンバーとして、経営計画や予算策定などに関与します。経営層との連携を図りながら、京都大学の未来を支える不可欠な役割を担うことが期待されています。
エン・ジャパンの役割
エン・ジャパンは、日本国内での転職支援サービスにおいて、幅広い求人サイトを活用しています。『ミドルの転職』や『AMBI』などのプラットフォームを通じて、求職者を幅広く募集し、適切なマッチングを図ります。採用管理システム『Hirehub』によって選考の精度を高めるなど、技術的な支援も行います。これにより、質の高い人材が集まる環境を整え、京都大学の経営基盤の強化に貢献しようとしています。
野田稔貴氏のコメント
京都大学CFOオフィスの長である野田稔貴氏は、今回の募集について次のように述べています。「京都大学は今、大きな変革の真っ只中にあります。この新しいCFOオフィスは、その変革を推進するエンジンとなるはずです。多様なバックグラウンドを持つ仲間と共に、新しい変革を目指そうとする方をお待ちしています。」
募集要項と応募方法
- - 募集職種: 財務戦略担当
- - 応募受付サイト: 『ミドルの転職』『AMBI』『エン転職』『エンゲージ』
- - 応募受付期間: 2025年9月4日(木)から10月1日(水)まで
- - 特設ページ: 京都大学特設ページ
このプロジェクトは、優れた人材を求める京都大学にとって、今後の成長に大きく寄与することでしょう。私たちは、この挑戦に乗り出す志の高い人からの応募を心待ちにしています。