藤井牧場の共創プロジェクト
2025-12-16 12:41:57
藤井牧場が推進する共創型プロジェクトが富良野初の試みを実現
藤井牧場の共創まちづくり推進事業が実施される
北海道富良野市の有限会社藤井牧場は、2025年12月10日から12日の3日間、地域資源を活用した新商品開発プロジェクト「メイドインフラノ活性化プロジェクト」を開催しました。この取り組みは、富良野市が推進する「共創まちづくり推進事業」から初めて採択された事例となります。
地域とのコラボレーション
このプロジェクトでは、藤井牧場が主催し、KDDI株式会社と日本航空株式会社(JAL)が企画や運営を担当。また、株式会社サッポロドラッグストアー(通称:サツドラ)が協賛として参加しました。プロジェクトには、全国からの学生が選ばれ、地元企業との対話やフィールドワークを通じ、富良野のブランドを活かした新商品の企画に挑戦しました。
選ばれた10名の学生たち
応募があった96名の中から選ばれた10名の大学生は、富良野に滞在し、参加企業とのディスカッションを行いながら創造力を磨いていきました。参加企業は、和洋菓子の菓子司 新谷、食品製造の北の恵、洋菓子のfurano bijouの3社です。各社は、制度の課題である「ブランド価値の発信」を実現すべく、自ら積極的に参加しました。
プロジェクトの内容
3日間のプログラムでは、企業の説明や工場見学、商品企画、LP制作、現地インタビュー、最終プレゼンテーションが行われました。12月12日にはフラノマルシェ「タマリーバ」で成果発表会も開催され、地元の行政関係者や市内外の参加者が集まりました。
採択された最優秀賞
発表会では学生からの新商品提案に対して審査員が評価し、最優秀賞が決定。受賞したチームには藤井牧場からA2ミルクとチーズのセットが贈られました。受賞商品の社会実装に向けて、事業者との連携が今後も続く予定です。最優秀賞の受賞企画は、「富良野四季ふるチーズケーキ」で、瓶に入った飲むチーズケーキベースを使用し、家族で楽しめるスイーツとしての体験が強調されています。
参加者の声
富良野市の北 猛俊市長は、「今回のプロジェクトに選ばれた学生たちが自己負担しながら挑戦してくれたことは、富良野の魅力と本事業への期待の高さを示している」と語りました。参加学生も、地域を深く理解し、ただの観光地ではない新たな価値に気づいたという感想を述べています。
今後の展望
藤井牧場は今後も地域の発展に寄与し続けることを目指し、行政や企業、地域住民との共創を通じた持続可能な地域活性化モデルの構築に取り組み続ける意向です。今後、このプロジェクトを基にさまざまな取り組みが展開されることが期待されています。デジタル化が進む中、地域ブランドの再構築と新たな価値の創造を進める藤井牧場の活動には、地域社会全体が注目しています。
会社情報
- 会社名
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有限会社藤井牧場
- 住所
- 電話番号
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