ベトナムでの製造業ビジネスマッチングが進化
株式会社NCネットワークが、2025年9月に実施予定の「FBCアセアン2025ものづくり商談会」を、ベトナムの最新国際展示場「Vietnam National Exposition Center(VNEC)」で開催することを決定しました。これは、同社が運営する製造業ビジネスマッチングプラットフォーム「エミダス」の拡大と、ベトナムでのビジネス支援を強化するための重要なステップです。
ベトナムの重要性
現在、地政学リスクが高まる中で多くの企業がリスク分散や供給の安定を求めており、その観点からベトナムが生産拠点として注目されています。NCネットワークは、ベトナム国内に2つの拠点を持ち、これまで数多くの日系企業に対して進出支援を行ってきました。
この中で、ベトナムの地方自治体や企業との連携を強化しつつ、実際の部品調達におけるサポートも行いました。そして、ベトナム裾野産業協会(VASI)と協力し、日本とベトナムの製造業の関係強化に寄与してきたのです。
FBCアセアン2025の概要
「FBCアセアン2025ものづくり商談会」は、9月17日から19日の3日間、VNECで開催される予定です。出展社数は250社、想定来場者数は10,000名という規模で行われ、10回目の開催を迎えます。これまでのビジネスマッチングの経験を活かし、日本とベトナムはもちろん、中国や台湾、さらには欧米企業が参加することも期待されています。
新会場VNECの特徴
新たに選ばれたVNECは、90ヘクタールという広大な敷地面積を誇る世界トップクラスの展示場です。7月中旬に完成予定であり、同じく8月にはベトナム建国記念日の祝賀イベントが行われることでも注目されています。
FBCアセアンものづくり商談会inハノイは、民間イベントでは第1号の開催となるため、その意義は非常に大きいといえるでしょう。このような大規模なビジネスマッチングイベントが開催されることで、ますます多くの企業がベトナムでのビジネス展開を考えるきっかけになっていくことでしょう。
NCネットワークの今後の展望
NCネットワークの社長内原康雄氏は、今回の商談会を通じてベトナムにおける製造業のネットワークを広げ、さらなるビジネス機会を創出することを目指していると語っています。国内外の企業がこの商談会を活用することで、互いに新たな価値を見つけ出し、より良い関係を築いていけると期待されます。
このように、NCネットワークは製造業ビジネスを支援するためのプラットフォームとして、今後もベトナムとの関わりを強化し、国内外の企業の架け橋となることでしょう。