ニーリー、馬場太久麿氏を社外取締役に迎えさらなる成長を目指す
最近、モビリティSaaSのリーディングカンパニーである株式会社ニーリーが、馬場太久麿氏を社外取締役に迎えたことを発表しました。この決定は、ニーリーの急成長を背景に、企業のさらなる発展を狙った重要な施策の一つです。
就任の背景
ニーリーが運営する「Park Direct」は、オンラインで月極駐車場を契約できるサービスとして注目を集めています。2024年8月末現在で掲載される駐車場の数は約70万台に達し、過去2年間でARR成長率は驚異の+1,110%を記録しています。また、法人向けの「Park Direct for Business」も順調にサービスを広げており、EV関連の新規事業開発にも積極的に出資しています。
このような背景の中、馬場氏の知見と経験を活かすことで、ニーリーは「社会の解像度を上げる」というミッションの実現と、非連続成長を促進させる狙いがあります。特に、日本の基幹産業としてのテクノロジー企業や急成長中のスタートアップの支援において、同氏が果たす役割は大きいと期待されています。
馬場太久麿氏のプロフィール
馬場太久麿氏は、JPインベストメント株式会社の創業メンバーとして知られ、マネージングディレクターを務めています。グロース投資部門ではファンドの運用を主に手掛け、ファンドの成長に貢献してきました。それ以前は、Fidelity Growth PartnersやRipplewoodなどで幅広い投資経験を積み、テクノロジー系の投資にも関与してきた実績があります。また、コロンビア大学経営大学院およびロンドン・ビジネス・スクールでMBAを取得し、慶応義塾大学を卒業しています。
馬場氏は今回の就任にあたり、現行の「Park Direct」の事業基盤を強化すると共に、新たなデータを活用して将来的な事業の柱を構築するための責任ある役割を担うことへの意気込みを語っています。さらに上場を目指す中で、ガバナンスや資本政策に関する助言も行い、ニーリーの事業展開に貢献したいとの意欲を示しました。
シリーズBラウンドの資金調達
ニーリーは、JPインベストメントをリード投資家として、シリーズBラウンドにおいて総額45.7億円の資金を調達。その結果、累計の調達額は102億円に達しました。この資金は、今後の事業成長に向けた重要なベースとなります。
企業文化への期待
馬場氏は、「フラット且つ自由闊達なニーリーのカルチャーを尊重し、チームメンバーと共にアイディアを出し合えることを楽しみにしている」と述べ、オープンな企業文化のもとでの積極的なコラボレーションを期待しています。これからのニーリーがどのような新しい産業を生み出していくのか、目が離せません。
ニーリーの今後
ニーリーは現在、新たな採用キャンペーンも展開しており、事業の拡大に伴う組織強化に向けた取り組みを行っています。多様な職種の人材を募集中であり、底力を持つチームの結成を目指しています。
モビリティSaaS業界でのリーディングカンパニーとして、ニーリーの新たな挑戦から目が離せません。今後の展開やプロダクト更新について、私たちも同社からの発表に注目していきたいと思います。