調査の背景
育児休業から職場に戻る際、多くの女性にとってキャリアの見直しは避けて通れない重要なステップです。今回、株式会社ウィルネクストが実施した調査は、育休復帰者の意識やキャリアについての実態を明らかにすることを目的としています。この調査は、育休を経た後の女性たちがどのように自らのキャリアを捉えているかについての洞察を提供します。
調査結果の概要
調査によると、育休前にキャリアの方向性が明確であったと答えた人は46.3%にとどまり、逆に約3割は明確な方向性を持たずに復帰したことがわかりました。また、復帰後にキャリアの方向性が変わったと感じている人は55.6%に達しました。これにより、育休がキャリア観に大きな影響を及ぼしていることが明らかです。
しかし、驚くべきことに、53.7%の回答者は誰ともキャリアについてじっくり話し合う機会がなかったと報告しています。この“対話の空白”が、育休復帰者のキャリア形成における不安要素となっていることがうかがえます。
対話を持った人々の満足度は89.9%と高く、最も多くの人が話した相手は直属の上司で50.4%に達しました。一方、社外の専門家と意見を交わした人は12.9%にとどまるなど、対話の機会には偏りがあることも指摘されました。
対話を経験していない人々の中でも、52.8%が対話の機会があれば利用したいと考えており、復帰前後にキャリアについての話し合いを望む声が強いことが示されました。具体的には、復帰直前に話し合いたいと考える人が26.3%、育休前では22.0%となり、特に復帰前後のタイミングでの対話が重要視されています。
提供形式としては、会社が利用を促し、本人が選ぶという方法に最も多くの支持が集まり、75.7%の人々が会社からの働きかけを望んでいることも強調されています。
調査から読み取れる示唆
調査結果からは、対話には満足度が高い一方で、その機会が不足しているという現実が浮き彫りになりました。ただ単に「押し付け」や「放置」を避けることが重要であり、育休復帰者に対して会社から案内し、本人が選択できる対話の機会を設計することが、彼女たちのキャリアの維持や活躍につながると考えられます。
調査概要
- - 調査名: 産休・育児休業後のキャリア意識に関する調査
- - 対象: 育児休業から復帰した正社員の女性
- - 有効回答数: 300名(30代37.3%、40代50.0%/既婚89.3%/子どもあり100%)
- - 調査時期: 2026年8月
- - 調査主体: 株式会社ウィルネクスト
この調査結果をもとに、育休復帰者が直面するリアルな課題や問題を可視化し、関係者がより良いサポートを提供できるような対策を考える必要があります。意欲的に働く女性たちのキャリア形成を支えるために、対話の機会を豊富に設計していくことが、今の企業において求められています。
株式会社ウィルネクストについて
株式会社ウィルネクストは個人と組織の意思決定を支援する人材・組織コンサルティング会社です。「Willnext Design」や「Willnext Job」、「Willnext Consulting」といったサービスを通じて、採用から定着、活躍までを一貫して支援しています。
- - Willnext Design: AIと対話を融合したキャリアデザインプログラムです。価値観や動機を明確にし、キャリアを再設計します。
- - Willnext Job: 転職や副業、プロジェクト参画など多様なキャリア機会の提供を支援します。
- - Willnext Consulting: 組織開発や人事戦略を包括的に支援し、個々の変化を組織の成長につなげます。
所在地: 神奈川県相模原市緑区小渕1878-1 代表取締役: 中村 真広 公式サイト:
ウィルネクスト
本件に関するお問い合わせは、ウィルネクストの広報担当までご連絡ください。