日立ソリューションズ、才流によるマーケティング改革で大きな成果
株式会社日立ソリューションズは、300種類を超える多様な商材を取り扱う企業です。同社は、全社横断的なマーケティング組織を構築していましたが、商材数の多さからくる情報共有の難しさや、事業部ごとのマーケティング戦略のバラつきといった課題を抱えていました。
そこで、同社は、マーケティングメソッド開発・コンサルティングに強みを持つ株式会社才流に協力を仰ぎました。才流は、日立ソリューションズのマーケティング組織改革を支援。その結果、大きな成果を上げることができました。
才流の支援内容
才流による支援は、大きく分けて以下の4つの段階から構成されました。
1.
基礎研修の実施: まず、全社を対象としたBtoBマーケティング研修を4回実施。マーケティングの基本的な知識や共通言語を組織内に浸透させることで、情報共有の基盤を構築しました。
2.
現状アセスメント: 現状のマーケティング活動における課題を明確化するため、包括的なアセスメントを実施。現状の問題点を客観的に分析し、改善策を導き出すための重要なステップとなりました。
3.
「売れるロジック」の見直し: 才流が提唱する「売れるロジック」というフレームワークを活用し、商材の価値を顧客の課題解決に紐づけて表現する方法を徹底的に見直しました。機能説明に偏りがちな従来の営業トークやWebサイトの内容を、顧客視点で再構築することで、より効果的な訴求が可能になりました。
4.
メソッドの提供と他商材への展開: 「売れるロジック」をはじめ、才流が保有する様々なマーケティングメソッドを提供。研修で得た知識やこれらのメソッドを、注力商材だけでなく、他の商材にも展開することで、全社的なマーケティング力の向上を目指しました。
成果
才流による支援は、定量面と定性面の両方で大きな成果をもたらしました。
定量面:
問い合わせ数の増加: 注力商材の問い合わせ数は前年比4倍に増加。その結果、新規受注も創出されました。
その他商材への波及効果: 研修で得たノウハウを他の商材にも適用した結果、それらの商材の問い合わせ数も前年比3倍に増加しました。
定性面:
事業部との連携強化: 事業部との信頼関係が深まり、「事業成長のパートナー」という共通認識が醸成されました。
コミュニケーションの改善: 事業部間のコミュニケーションが改善され、商材や顧客に関する情報共有が円滑化。その結果、マーケティング施策の精度と質が向上しました。
まとめ
日立ソリューションズは、才流の支援によって、マーケティング活動における課題を克服し、大きな成果を達成しました。この事例は、BtoB企業が抱えるマーケティング課題の解決に、才流のメソッドが有効であることを示しています。今後、多様な商材を持つ企業にとって、本事例は貴重な参考になるでしょう。